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DbgRpc ツールの使用

DbgRpc ツール (Dbgrpc.exe) は、Windows 用デバッグ ツールのインストール ディレクトリのルートにあり、コマンド プロンプト ウィンドウで起動する必要があります。 アイコンをダブルクリックしても、このツールは起動しません。

コマンド プロンプト ウィンドウは、ローカル コンピューターで管理者権限を持つアカウント、またはドメイン管理者権限を持つアカウントで実行する必要があります。

DbgRpc は、システム サービス (LSASS など) を呼び出すことはありません。 そのため、システム サービスがクラッシュした場合でも、カーネルがまだ実行されている限り、デバッグに役立ちます。

リモート コンピューターでの DbgRpc の使用

DbgRpc は、リモート コンピューターからの情報を調べるためにも使用できます。 このサービスが機能するには、リモート コンピューターがリモート接続を受け入れ、リモート ユーザーを認証できる必要があります。 リモート コンピューターの RPCSS (RPC エンドポイント マッパー) サービスがクラッシュした場合、DbgRpc は機能しなくなります。 リモート コンピューターの管理者権限またはドメイン管理者権限が必要です。

-s コマンド ライン オプションでサーバー名を指定し、-p パラメーターでトランスポート プロトコルを指定します。 TCP プロトコルと名前付きパイプ プロトコルの両方が使用できます。 TCP が推奨されるプロトコルで、ほとんどの状況で機能します。

例を次に示します。

G:\>dbgrpc -s MyServer -p ncacn_ip_tcp -l -P 1e8 -L 0.1
Getting remote cell info ...
Endpoint
Status: Active
Protocol Sequence: LRPC
Endpoint name: OLE18

DbgRpc コマンド ライン

コマンド構文の詳細については、「DbgRpc コマンド ライン オプション」を参照してください。