【無料】Mac用のIDE "Visual Studio for Mac" で iOS/Android アプリを作ってみた [Xamarin][新規作成から実行まで]

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先週 (2016/11/16) の「Microsoft Connect();」イベントでアナウンスのあった通り、
Mac 用の Visual Studio がついに(Preview版で)リリースされましたね! Visual Studio for Mac!!

インストールはこちらから(無料): visualstudio.com/vs/visual-studio-mac/ install vs for mac

それを実際に触ってみましょう!

(このツールの目玉はバックエンド(サーバサイド)のプロジェクトまで一緒に作ってくれることだけど、
取り敢えず入門記事として、最初はクライアントだけのものを作ります!)

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VS for Mac でスマホアプリのテンプレートを「新規作成」

まずVisual Studio for Macを開きます。

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VS for Mac が起動し、スタートページが開きます。

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New Project(プロジェクトの新規作成)」を選択します。

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左のタブの「Multiplatform (マルチプラットフォーム)」の中の「App」の中の、
Xamarin.Forms」→「Forms App」を選択します。

ちなみに、上の「Forms App」はクライアントだけのテンプレートが作成されるもので、
下の「Connected App」は、「ASP.NET Core で作られた Mobile Services に接続されたアプリ」という意味で、クライアントだけでなくバックエンドまで作成するテンプレートです。

そして右下の「次へ」を押します

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上から、

  1. App Name:アプリ名
  2. Organization ID:組織名。個人の場合は「com.自分の名前(英語)」を入れる。各ストア(App Store や Google Play Store) で ID として管理するものなので、他の組織と被らない名前にする必要がある
  3. Target Platform:ターゲットプラットフォーム。Android/iOS 両方にチェックを付けておく。
  4. Shared Code:コード共有化について。Xamarin を使えばコード共有化をすることができるのですが、そういう形式で共有化するかは 2択で選べます。PCLSharedです。今回はPCLで。(ふたつがどう違うか気になる方はこちら
  5. Use XAML for user interface files:UI記述に XAML言語を使う。今回はチェックを入れておく

それぞれを入れ終わったら、画面右下の「次へ」を押します。

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私は Git を使用し、
あと一番下の「自動UIテストのプロジェクトを追加する」にチェックを入れました。

それで画面右下の「作成」を押します。
少し時間がかかります。

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この画面になります。
最初は上に「パッケージを追加しています」と暫く出るかもしれませんが、少し待てば完了します。

作られたプロジェクトを「実行」

iOS版を動かす

コードを何もいじらずに、取り敢えず「実行」をしてみましょう。
画面左上の再生ボタンをクリックします。

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この画面になったらOKです!
iOS シミュレータが起動し、デプロイされ、アプリが実行されていますね。

Android版を動かす

それで、Android 版も動かすことができます。(Xamarinはクロスプラットフォーム開発ツールですから!)

(ただ iOS版と同じものが Android で動くのを確認、というだけなので、ここは飛ばしても大丈夫です。エミュレータ起動が少し時間がかかるので・・・)

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ソリューションエクスプローラーの Androidプロジェクト(私の場合は「PopoClick.Droid」)を
右クリック→「スタートアッププロジェクトとして設定」

そして「実行」

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Android エミュレータが起動し、アプリが実行されればOKです!

少し画面をいじってみる

せっかくなので、少し画面をいじってみましょう。

右のソリューションエクスプローラーから「PopoClickPage.xaml」(あなたのつけたアプリ名.xaml)を選び、クリックします。

最初のページのUIの記述された XAMLファイルが開きます。

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(もし右側に Previewer が出ていたら「プレビュー」ボタンを押せば非表示にできます)
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この辺の文字列を変更してみましょう。

3行目の「Welcome to Xamarin Forms! 」を、任意の文字列に変更します。(私は「 ( *゚▽゚* っ)З ざまりん! 」にしました。)

そしてまた「実行」します。

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できました!

次の一歩

次は実際に手を動かして簡単なリストアプリを作ってみましょう!

Xamarin Dev Days ハンズオン手順書xamarin