【IDM】MSMQ を使って確実なユーザー登録を行う その9 ~ スクリプトをルールに登録する

今年の営業日も残り少なくなってきました。私がいるオフィスも、心なしか人が少ないような...いや確実に少ない。みなさん、年末年始は休めそうですか?私は...うーん...びみょーです。

#これまでの投稿一覧は、この投稿の最下段に掲載してあります。

ということで、今回は、その7 で完成させたスクリプトをルールに登録しましょう。

MSMQのインストールと環境設定がまだという方は、その2その3 をご覧ください。

以下のような構成になっていればOKです。[Inputキュー] と [Errorキュー] が作成してあり、トリガーは [Inputキュー] のみに関連付けられています。

msmq_settings13

msmq_settings14

msmq_settings15 

スクリプトをルールに登録するには、規則のプロパティから [規則の操作] タブを開きます。今回は、事前に rule1 という規則が作成してありますので、こいつのプロパティを開きます。

[規則の操作] タブの中にある [スタンドアロンの実行可能ファイル(EXE)を起動する] をチェックし、実行可能ファイルのパスとして、VBSファイルのホストプログラムである CScript.exe をフルパスで指定します。

C:\Windows\System32\cscript.exe

msmq_settings11

次に、[パラメータ] ボタンをクリックし、起動パラメータを指定します。

既に何らかのパラメータが指定されている場合には、すべて削除してしまってください。今回は使いません。ここでは、CScript.exe のパラメータとして、作成したVBSファイルを指定します。

このとき、パラメータの種類として、「文字列リテラル」を選択し、VBSファイルのフルパスを「リテラル値」に記載します。今回は、作成したスクリプトをReceiveInputQueue.vbs という名前で保存してあります。

以下の図を参考にしてください。

msmq_settings12

これで、ルールの設定は完了です。

以降、新しいメッセージがInputキューに入ってくるたびに、ここで指定したルールが起動されます。

そして、ADへのユーザー登録に問題が発生すれば、メッセージは Errorキュー に移動されます。

次回は、Errorキュー に移動されたメッセージを定期的に Inputキューに戻す処理について考察してみます。

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これまでの投稿は以下の通りです。