SharePoint Server 2010 のクロール削除ポリシーを管理する

SharePoint Server 2010 のクロール削除ポリシーを管理する

こんにちは、Enterprise Search User Assistance でライターを務める Hal Zucati と申します。SharePoint Server 2010 のクロール削除ポリシーの管理方法についていくつかの情報を共有しようと思います。

クロール コンポーネント (クローラー) が、クロール中に断続的にエラーを検出すると、誤ってコンテンツが削除されることがあります。SharePoint Server 2010 ではそうした削除を制御するために 4 種類のポリシーを使用しています。これらのポリシーは、連続したクロールで項目を再試行する回数と再試行する時間を指定する Search Srvice アプリケーションのプロパティによって制御されます。

4 つのポリシーとプロパティの既定値を次に示します (プロパティは太字で示します)。


アクセスが拒否された場合、またはファイルが見つからない場合の削除ポリシー

クローラーがアクセスの拒否またはファイルが見つからないエラーを検出した場合、そのエラーが ErrorDeleteCountAllowed に指定されたクロールの連続回数よりも多くの回数検出され、かつ 1 回目のクロールが実行されてから経過した時間が ErrorDeleteIntervalAllowed に指定された時間を超えていると、クエリ コンポーネント検索インデックスからインデックス項目が削除されます。どちらか一方の条件でも満たしていない場合は、インデックス項目は再試行されます。

ErrorDeleteCountAllowed の既定値は 30、ErrorDeleteIntervalAllowed の既定値は 720 時間 (30 日間) です。


その他すべてのエラーについての削除ポリシー

クローラーがアクセスの拒否またはファイルが見つからないエラー以外のエラーを検出した場合、そのエラーが ErrorCountAllowed に指定されたクロールの連続回数よりも多くの回数検出され、かつ 1 回目のクロールが実行されてから経過した時間が ErrorIntervalAllowed に指定された時間を超えていると、検索インデックスから項目が削除されます。どちらか一方の条件でも満たしていない場合は、項目は再試行されます。

ErrorCountAllowed の既定値は 100、ErrorIntervalAllowed の既定値は 1,440 時間 (60 日間) です。


SharePoint コンテンツの再クロール ポリシー

このポリシーは SharePoint コンテンツにのみ適用されます。クローラーがエラーを検出したときに、RecrawlErrorCount に指定されたクロールの連続回数の間に SharePoint コンテンツ データベースから変更をフェッチし、かつ 1 回目のエラーが検出されてから経過した時間が RecrawlIntervalCount に指定された時間であれば、クローラーはそのコンテンツ データベースを強制的に再クロールします。

RecrawlErrorCount の既定値は 10、RecrawlIntervalCount の既定値は 360 時間 (15 日間) です。


未処理の削除ポリシー

コンテンツ ソースのフル クロールでは、クローラーは未処理フェーズの削除を実行します。これは、クロール履歴に含まれているが、現在のフル クロールで見つからなかった項目を削除する処理です。このポリシーは DeleteUnvisitedMethod プロパティによって公開されます。このフェーズで削除する項目は、このプロパティによって指定します。3 つの値を使用できます。

  • DeleteUnvisitedMethod が 0 の場合、未処理項目がすべて削除されます。

  • DeleteUnvisitedMethod が 1 (既定) の場合、コンテンツ ソースに指定された開始アドレスと同じホストを持つ未処理項目は保持され、他のホストへのリンクに従って検出された未処理項目が削除されます。

  • DeleteUnvisitedMethod が 2 の場合、どの未処理項目も削除されません。

これらの値を表示または変更する方法

 

これらの各プロパティ値を変更するには、SharePoint Server 2010 の Windows PowerShell を使用して Search Service アプリケーションで行う必要があります。

これらのプロパティを変更するには:

  1. この手順を実行するコンピューターに対して適切な権限があることを確認します。
  2. Windows の [スタート] (Start) メニューから [すべてのプログラム] (All Programs) にナビゲートします。
  3. [Microsoft SharePoint 2010 製品] (Microsoft SharePoint 2010 Products) にナビゲートし、[SharePoint 2010 管理シェル] (SharePoint 2010 Management Shell) をクリックします。
  4. 次に示すように、GET コマンドを使用して、目的の検索アプリケーション オブジェクトを取得します。 $SearchApplication = Get-SPEnterpriseSearchServiceApplication

現在のプロパティの値を表示するコマンド:

$SearchApplication.GetProperty("PropertyName")

プロパティの値を変更するコマンド:

$SearchApplication.SetProperty("PropertyName", NewValue)

詳細については、「Get-SPEnterpriseSearchServiceApplication」(http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ff608050.aspx) を参照してください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

これはローカライズされたブログ投稿です。英文の記事は、「Managing crawl deletion policies for SharePoint Server 2010」を参照してください。