Windows Phone 7 開発環境

みなさんこんにちは。
現在、米国のラスベガスでは MIX 10 が実施されています。
今回の目玉は Silverlight 4 と Windows Phone 7 ですね。
昨夜は深夜1時から2時間ほど、Smooth Streaming によるKeynote の Live 中継を見ていました。
現在はオン・デマンドで下記の URL で昨夜のKeynote の内容を見ることができますので、見逃した方は是非こちらから。
https://www.microsoft.com/presspass/events/mix/videoGallery.aspx

ということで、昨夜はやはり注目は Windows Phone 7 の開発環境ですね。
Windows Mobile 6.5 までは Visual Studio 2008 の Professional Edition 以上が必要でしたが、今回の Windows Phone 7 の開発では Visual Studio 2010 Express Edition for Windows Phone という形で Express Edition をご利用いただくことができるようになります。Express Edition では機能はある程度限られるかと思いますが、Windows Phone 開発を始める First Step としては十分な環境であると思います。

また、ランタイム環境ですが、こちらは Silverlight がご利用いただけます。Compact Framework に関してはまだ情報を入手できていませんが、Keynote Demo を見ている限りでは、もはや Compact Framework ではなくて、Silverlight を使用するのが妥当な気がします。また、Windows Phone 7 ではゲーム環境もかなり強化されており、XNA を使用したゲーム開発が可能になっています。

と書いていると、Silverlight や XNA なんて遠くの話と感じられる方もいらっしゃるかと思いますが、まずは上のストリーミングのデモをご覧になってください。今、みなさんが書いているコードとなんら変わりありません。
Silverlight や XNA は .NET Framework を親とする .NET テクノロジーの一員です。.NET テクノロジーはプラットフォームやアプリケーション形態が異なっても一貫したプログラミングモデルを提供するのが一つの強みとなっています。

今までモバイル開発や Silverlight 開発をやってこなかった方でも、比較的スムーズにこれらの開発に取り掛かることができます。ぜひこの機会に挑戦されてみてはいかがでしょうか?