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サンプル ギャラリーの探索

Azure Data Explorer Web UI には、Kusto 照会言語 (KQL) クエリとコマンドの記述を練習するためのサンプル ギャラリーがあります。 このギャラリーには、無料でパブリックにアクセスできる ヘルプ クラスターのガイド付きチュートリアルが含まれたサンプル データが用意されています。

前提条件

ヘルプ クラスターにサインインするための Microsoft アカウントまたはMicrosoft Entraユーザー ID。 Azure サブスクリプションは不要です。

はじめに

次の図は、サンプル ギャラリーで使用できるデータベースの概要を示しています。

サンプル データベースに分割された Azure Data Explorer を示すフロー チャート。

サンプル データに対してアクションを実行する

サンプル ギャラリーのデータセットを使用して KQL クエリについての学習を開始します。

  1. Microsoft アカウントまたは Microsoft Entra ユーザー ID を使用して、Azure Data Explorer Web UI にサインインします。

  2. [ホーム] ページで、[KQL を使用してサンプル データを探索する] を選択します。

    ホーム ページを示す Azure Data Explorer Web UI のスクリーンショット。

  3. [データ サンプルの探索] ダイアログ ボックスで、サンプル データセットを選択し、[探索] を選択します。

    サンプル データベースのオプションを示す、[データ サンプルの探索] ダイアログのスクリーンショット。

    クラスター接続ペインには、ヘルプ クラスターと共に、ストアド関数外部テーブル具体化されたビュー、およびデータベース テーブルを示すサンプル データベースが表示されます。 [サンプル データ] ダイアログ ボックスで選択されたデータベースが強調表示されます。

    サンプルのデータベースとテーブルをツリー ダイアグラムで示す、Azure Data Explorer UI のクラスター接続ページのスクリーンショット。

    この図は、生データからインジェスト、処理、具体化されたビューまでの、アーキテクチャ データ フローの概要を示しています。

    生データのインジェストから変換されたデータおよび具体化されたビューへのプロセスを示すフロー チャート。

チュートリアルに従う

[クラスター接続] ウィンドウの右側にあるクエリ エディター ウィンドウには、一般的に使用されるクエリ形式の便利なチュートリアルと詳細な説明が用意されています。

クラスター接続ペインで SampleMetrics というラベルが付いたメトリック データベースを確認します。

SampleMetrics データセットは、次の表で構成されます。

  • RawServerMetrics: 一時ストレージ用に生データが取り込まれます。
  • TransformedServerMetrics: 解析および処理されたデータが格納されます。
  • SQLServersLocation: サーバーの場所の参照データを含みます。

ヒント

クエリ エディター ウィンドウから他のチュートリアルに移動できます。 [ファイル]>[チュートリアルを開く] を選択し、探索する特定のチュートリアルを選択します。

クエリ ウィンドウでサンプル チュートリアルを選ぶ Azure Data Explorer Web UI のドロップダウン メニューを示すスクリーンショット。

クエリの実行

クエリ編集ウィンドウで、クエリにカーソルを置き、ウィンドウの上部にある [実行] を選択するか、Shift + Enter キーを押してクエリを実行します。 結果は、クエリ エディター ウィンドウのすぐ下の、クエリ結果ペインに表示されます。

クエリまたはコマンドを実行する前に、その上のコメントを読んでください。 コメントには重要な情報が含まれています。 たとえば、アクセス許可がないために ヘルプ クラスターで特定の管理コマンドが機能しない理由などです。 クエリ エディターでは、クエリの作成時に候補と警告が表示されます。 受け取る候補と警告をカスタマイズするには、「 クエリの推奨事項を設定する」を参照してください。

クエリ エディター ウィンドウとサンプル チュートリアルを示すスクリーンショット。

Learn 管理コマンド

ヘルプ クラスターでは特定の管理コマンドを実行できないため、独自の無料クラスターを作成して、これらのコマンドをさらに調べることができます。 これらのコマンドの例をいくつか次の表に示します。

テーブル 説明 コマンド
RawServerMetrics 説明されているように、インジェスト バッチ処理のポリシーを設定して、既定のインジェスト待機時間を 5 分から 20 秒に短縮できます。 .alter table RawServerMetrics policy ingestionbatching @'{"MaximumBatchingTimeSpan": "00:00:20", "MaximumNumberOfItems": 500,"MaximumRawDataSizeMB": 1024}'
RawServerMetrics 生のテーブルと変換済みのテーブル間でのデータの重複を回避するために、データ保持ポリシーを 10 日に設定できます。 必要に応じて、生データをさらに長く保持できます。 たとえば、TransformedServerMetrics テーブルに問題がある場合、ソース データに戻るのではなく RawServerMetrics テーブル内のデータを参照できます。 .alter table RawServerMetrics policy retention '{"SoftDeletePeriod": "10.00:00:00", "Recoverability": "Enabled"}'
TransformedServerMetrics 更新ポリシーは、生データの変換と解析に適用できます。 .alter table TransformedServerMetrics policy update @'[{"IsEnabled": true, "Source": "RawServerMetrics", "Query": "Transform_RawServerMetrics()", "IsTransactional": true, "PropagateIngestionProperties": false}]'