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.ingest inline コマンド (プッシュ)

このコマンドは、コマンドに含まれるデータをテーブルにプッシュすることで、テーブルにデータを挿入します。

注意

このインジェスト方法は、探索とプロトタイプ作成を目的としています。 運用環境や大量のシナリオでは使用しないでください。

アクセス許可

このコマンドを実行するには、少なくとも Table Ingestor アクセス許可が必要です。

構文

.ingestinlineintotableTableName [with(IngestionPropertyName=IngestionPropertyValue [, ...] )] <|Data

.ingestinlineintotableTableName [with(IngestionPropertyName=IngestionPropertyValue [, ...] )] [データ]

構文規則について詳しく知る。

パラメーター

名前 必須 説明
TableName string ✔️ データを取り込むテーブルの名前。 テーブル名は必ずコンテキスト内のデータベースに対応するものになり、そのスキーマは、スキーマ マッピング オブジェクトが指定されていない場合にデータに対して想定されるスキーマになります。
データ string ✔️ 取り込むデータ コンテンツ。 インジェスト プロパティによって変更されない限り、このコンテンツは CSV として解析されます。
IngestionPropertyNameIngestionPropertyValue string インジェスト プロセスに影響を与える任意の数のインジェスト プロパティ。

注意

ほとんどの管理コマンドやクエリとは異なり、コマンドの Data 部分のテキストは、言語の構文規則に従う必要はありません。 たとえば、空白文字が重要であるとか、// の組み合わせがコメントとして扱われないといったことです。

戻り値

結果は、生成されたデータ シャード ("エクステント") の数と同数のレコードを含むテーブルになります。 データ シャードが生成されない場合、エクステント ID が空 (0 値) の 1 つのレコードが返されます。

名前 説明
ExtentId guid コマンドによって生成されたデータ シャードの一意識別子

構文を使用して <| 取り込む

次のコマンドは、(型) と (型string) の 2 つの列 SKU を持つテーブルPurchasesにデータを取り込みますlongQuantity

.ingest inline into table Purchases <|
    Shoes,1000
    Wide Shoes,50
    "Coats black",20
    "Coats with ""quotes""",5

角かっこ構文を使用して取り込む

次のコマンドは、(型) と (型datetime) の 2 つの列 Date を持つテーブルLogsにデータを取り込みますdynamicEventDetails

.ingest inline into table Logs
    [2015-01-01,"{""EventType"":""Read"", ""Count"":""12""}"]
    [2015-01-01,"{""EventType"":""Write"", ""EventValue"":""84""}"]