論理 (二項) 演算子

比較と評価を実行するには、次の論理演算子を使用できます。

オペレーター名 構文 説明
等式 == 両方の true オペランドが null 以外で、互いに等しい場合は を返します。 それ以外の場合、false を返します。
不等式 != trueいずれかのオペランドが null の場合、またはオペランドが互いに等しくない場合は を返します。 それ以外の場合、false を返します。
論理 AND and 両方のオペランドが true の場合にのみ を返します true
論理 OR or どちらかの true オペランドが である場合は true、他のオペランドに関係なく を返します。

Note

これらの論理演算子は、ブール演算子と呼ばれることがありますが、場合によっては二項演算子とも呼ばれます。 用語は交換可能です。

論理演算子が null 値を使用するしくみ

Null 値は、次の規則に従います。

操作 結果
bool(null) == bool(null) false
bool(null) != bool(null) false
bool(null) and true false
bool(null) or true true

等価比較

次のクエリは、イベントの種類が "Tornado" であるすべての storm イベントの数を返します。

StormEvents
| where EventType == "Tornado"
| count

出力

Count
1238

不等式

次のクエリは、イベントの種類が "Tornado" ではないすべての storm イベントの数を返します。

StormEvents
| where EventType != "Tornado"
| count

出力

Count
57828

論理 AND

次のクエリは、イベントの種類が "Tornado" で状態が "KANSAS" であるすべての storm イベントの数を返します。

StormEvents
| where EventType == "Tornado" and State == "KANSAS"
| count

出力

Count
161

論理 OR

次のクエリは、イベントの種類が "トルネード" または "Thunderstorm Wind" であるすべての storm イベントの数を返します。

StormEvents
| where EventType == "Tornado" or EventType != "Thunderstorm Wind"
| count

出力

Count
14253

Null 値

次のクエリは、null 値が false として扱われることを示しています。

print iff(bool(null) and true, true, false)

出力

print_0
false