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Azure IoT Edge でキュレーションされた視覚化を探索する

適用対象:IoT Edge 1.5 のチェックマーク IoT Edge 1.5 IoT Edge 1.4 チェックマーク IoT Edge 1.4

重要

サポートされているリリースは、IoT Edge 1.5 LTS と IoT Edge 1.4 LTS です。 IoT Edge 1.4 LTS は、2024 年 11 月 12 日にサポートが終了します。 以前のリリースの場合は、「IoT Edge を更新する」を参照してください。

Azure Monitor ブックを使用して、IoT Edge デバイスから収集されたメトリックを視覚的に調べることができます。 Azure IoT Edge デバイス用のキュレーションされた監視ブックは、パブリック テンプレートの形式で提供されています。

  • IoT Hub に接続されているデバイスの場合、Azure portal の [IoT Hub] ページから、[監視] セクションの [ブック] ページに移動します。
  • IoT Central に接続されているデバイスの場合、Azure portal の [IoT Central] ページから、[監視] セクションの [ブック] ページに移動します。

キュレーション ブックでは、IoT Edge ランタイムの組み込みのメトリックが使用されます。 まず、Log Analytics ワークスペースにメトリックを取り込む必要があります。 これらのビューでは、ワークロード モジュールのメトリック インストルメンテーションは必要ではありません。

キュレーション ブックにアクセスする

Azure Monitor の IoT 用 Workbooks は、デバイスのメトリックを視覚化するために使用できるテンプレートのセットです。 ソリューションに合わせてカスタマイズできます。

キュレーション ブックにアクセスするには、次の手順に従います。

  1. Azure portal にサインインし、IoT Hub または IoT Central アプリケーションに移動します。

  2. メニューの [監視] セクションから [ブック] を選択します。

  3. パブリック テンプレートの一覧から探索するブックを選択します。

  • フリート ビュー: 複数の IoT Hub または Central アプリ間でデバイスのフリートを監視し、特定のデバイスの正常性スナップショットにドリルダウンします。

  • デバイスの詳細: IoT Edge デバイス上のメッセージング、モジュール、ホスト コンポーネントに関するデバイスの詳細を視覚化します。

  • アラート: 複数の IoT リソースに渡ってデバイスに対してトリガーされたアラートを表示します。

次のセクションを使用して、各ブックで提供されるデータと視覚化のプレビューを取得することができます。

Note

次の画面キャプチャには、最新のブックのデザインが反映されていない場合があります。

フリート ビュー ブック

フリート ビュー ブックの [デバイス] セクション。

既定では、このビューには、現在の IoT クラウド リソースに関連付けられているデバイスの正常性が表示されます。 左上のドロップダウン コントロールを使用して、複数の IoT リソースを選択できます。

[設定] タブを使用して、さまざまなしきい値を調整し、デバイスを [正常] または [以上] に分類します。

[詳細] ボタンを選択して、集計された主要なメトリックのスナップショットを含むデバイス リストを表示します。 [状態] 列のリンクを選択すると、個々のデバイスの正常性メトリックの傾向が表示され、デバイス名をクリックすると、詳細なメトリックが表示されます。

デバイスの詳細ブック

デバイスの詳細ブックでは、次の 3 つのビューを使用できます。

  • [メッセージング] ビューでは、デバイスのメッセージ ルートが視覚化され、メッセージング システムの全体的な正常性が報告されます。
  • [モジュール] ビューでは、デバイス上の個々のモジュールがどのように実行されているのかが表示されます。
  • [ホスト] ビューでは、ホスト コンポーネントのバージョン情報やリソースの使用など、ホスト デバイスに関する情報が表示されます。

ビューを切り替えるには、ブックの上部にあるタブを使用します。

デバイスの詳細ブックは、IoT Edge ポータルベースのトラブルシューティング エクスペリエンスと統合されます。 この機能を使用して、デバイスからライブ ログをプルすることができます。 このエクスペリエンスにアクセスするには、ブックの上にある [ライブ <デバイス名> のトラブルシューティング] ボタンを選択します。

デバイスの詳細ブックの [メッセージング] セクション。

[メッセージング] ビューには、ルーティングの詳細、ルーティング グラフ、メッセージングの正常性の 3 つのサブセクションが含まれています。 任意の時間グラフをドラッグして移動し、選択した範囲に合わせてグローバル時間範囲を調整します。

[ルーティング] セクションには、モジュールの送信とモジュールの受信の間のメッセージ フローが表示されます。 メッセージの数、レート、接続されているクライアントの数などの情報が表示されます。 送信者または受信者を選択すると、さらに詳しい情報が表示されます。 送信者をクリックすると、送信者が経験した待機時間の傾向グラフと送信されたメッセージの数が表示されます。 受信者をクリックすると、受信側のキューの長さの傾向と受信したメッセージの数が表示されます。

[グラフ] セクションには、モジュール間のメッセージ フローの視覚的な表現が表示されます。 ドラッグとズームを使用してグラフを調整します。

[正常性] セクションには、メッセージング サブシステムの全体的な正常性に関連するさまざまなメトリックが表示されます。 エラーが検出された場合は、段階的に詳細にドリルインできます。

アラート ブック

[アラート] ブックで、事前に作成されたアラート ルールから生成されたアラートを確認します。 このビューでは、複数の IoT Hub または IoT Central アプリケーションからのアラートを表示できます。

フリート ビュー ブックの [警告] セクション。

重大度の行を選択すると、アラートの詳細が表示されます。 [アラート ルール] リンクをクリックするとアラート コンテキストにアクセスでき、[デバイス] リンクをクリックすると詳細なメトリック ブックが開きます。 このビューから開いた場合、デバイスの詳細ブックは、アラートが発生した時間の範囲に自動的に調整されます。

ブックをカスタマイズする

Azure Monitor ブックはさまざまにカスタマイズできます。 パブリック テンプレートは、要件に合わせて編集できます。 すべての視覚化は、InsightsMetrics テーブルに対するリソース中心の Kusto 照会言語クエリによって駆動されます。

ブックのカスタマイズを開始するには、最初に編集モードに入ります。 ブックのメニュー バーにある [編集] ボタンを選択します。 キュレーション ブックでは、ブック グループを幅広く使用します。 視覚化クエリを表示するには、入れ子になった複数のグループで [編集] を選択する必要がある場合があります。

変更内容を新しいブックとして保存します。 保存したブックをチームと共有したり、組織のリソース デプロイの一部としてプログラムでデプロイしたりできます。

次のステップ

カスタム モジュールのアラート ルールメトリックを使用して、監視ソリューションをカスタマイズします。