Azure BLOB Storage とは

Azure Blob Storage は、Microsoft のクラウド用オブジェクト ストレージ ソリューションです。 Blob Storage は、テキスト データやバイナリ データなどの大量の非構造化データを格納するために最適化されています。 非構造化データとは、特定のデータ モデルや定義に従っていないデータであり、テキスト データやバイナリ データなどがあります。

About Blob Storage

Blob Storage は、次の目的で設計されています。

  • 画像またはドキュメントをブラウザーに直接配信する。
  • 分散アクセス用にファイルを格納する。
  • ビデオおよびオーディオをストリーミング配信する。
  • ログ ファイルに書き込む。
  • バックアップと復元、ディザスター リカバリー、アーカイブのためのデータを格納する。
  • オンプレミス サービスまたは Azure ホステッド サービスで分析するデータを格納する。

ユーザーまたはクライアント アプリケーションは、世界のどこからでも、HTTP/HTTPS 経由で Blob Storage 内のオブジェクトにアクセスできます。 Azure Storage REST APIAzure PowerShellAzure CLI、または Azure Storage クライアント ライブラリを使用して、Blob Storage 内のオブジェクトにアクセスできます。 各種言語に対応したクライアント ライブラリが用意されています。その例を次に示します。

また、クライアントは、SSH ファイル転送プロトコル (SFTP) を使用して Blob Storage に安全に接続し、ネットワーク ファイル システム (NFS) 3.0 プロトコルを使用して Blob Storage コンテナーをマウントすることもできます。

Azure Data Lake Storage Gen2 について

Blob Storage では、Microsoft のクラウド向けのエンタープライズ ビッグ データ分析ソリューションである Azure Data Lake Storage Gen2 がサポートされています。 Azure Data Lake Storage Gen2 では、階層型のファイル システムに加え、Blob Storage の利点が提供されます。その例を次に示します。

  • 低コスト、階層型ストレージ
  • 高可用性
  • "強固" 整合性
  • ディザスター リカバリー機能

Data Lake Storage Gen2 について詳しくは、「Azure Data Lake Storage Gen2 の概要」をご覧ください。

次のステップ