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通貨

適用対象:計算列計算テーブルメジャービジュアル計算

引数を評価し、結果を通貨データ型として返します。

構文

CURRENCY(<value>)  

パラメーター

用語 定義
1 つのスカラー値を返す任意の DAX 式。式は、他のすべての演算の前に 1 回だけ評価されます。

戻り値

評価され、通貨型の値として返される式の値。

解説

  • CURRENCY 関数を呼び出すと、値の小数点以下 5 位の有効桁が切り上げられ、小数点以下 4 桁が返されます。 切り上げは、小数点以下 5 位の値が 5 以上の場合に行われます。 たとえば、値が 3.6666666666666 の場合、通貨に変換すると \$3.6667 が返されます。 しかし、値が 3.0123456789 の場合、通貨に変換すると \$3.0123 が返されます。

  • 式のデータ型が TrueFalse の場合、CURRENCY (<TrueFalse>) では True 値に対して \$1.0000 が返され、False 値には \$0.0000 が返されます。

  • 式のデータ型がテキストの場合、CURRENCY (<Text>) によってテキストから数値への変換が試行されます。 変換が成功した場合、数値は通貨に変換されます。それ以外の場合は、エラーが返されます。

  • 式のデータ型が DateTime の場合、CURRENCY (<DateTime>) では、datetime 値が数値に変換され、その数値は通貨に変換されます。 DateTime 値には、指定された日付と 1900-03-01 の間の日数を表す整数部と、日の端数を表す小数部 (12 時間または正午は 0.5 日である) が含まれます。 式の値が適切な DateTime 値でない場合は、エラーが返されます。

数値 1234.56 を通貨データ型に変換します。

= CURRENCY(1234.56)  

値 1234.56000 を返します。