演習 - sort 演算子を使い、返されたデータを並べ替える

完了

嵐の事象例では、時間範囲、キーワード、特定の列の値で事象を絞り込んだことを思い出してください。 今度は、これらの結果を整理し、損害の大きい嵐の事象を最初に確認します。

sort 演算子を使用します

順序付けられていないデータを理解することは困難です。 結果を表示する順序を整理して、少しわかりやすくしましょう。 物的損害が最も大きい事象を知りたいので、フィールド DamageProperty で結果を並べ替えます。

  1. 次のクエリを実行します。

    クエリを実行する

    StormEvents
    | where DamageProperty > 0
    | project State, EventType, DamageProperty
    | sort by DamageProperty desc
    
  2. 次の画像のような結果が得られるはずです。

    Screenshot of query results for the sort operator.

  3. 結果は物的損害額の値が大きいものから始まり、小さくなっていくことに注意してください。 実際のところ、クエリは既定で降順に並べ替えられるので、desc を省略しても同じ結果が得られます。 州と事象の種類は、どのような方法でも順序付けられてません。

複数の式に基づいて並べ替える

各地域には固有の気象パターンがあるため、次は各州でどの事象が最も損害をもたらしたかを知りたいところです。 この質問に答えるために、まず州名で並べ替え、次に各州内の損害額を並べ替えます。 sort 演算子を使うと、既定で降順で並べ替えられるので、州名を昇順で並べ替えるには asc を使います。

  1. 次のクエリを実行します。

    クエリを実行する

    StormEvents
    | where DamageProperty > 0
    | project State, EventType, DamageProperty
    | sort by State asc, DamageProperty
    
  2. 次の画像のような結果が得られるはずです。

    Screenshot of query results for two sort operators.

  3. 前のクエリと同じ行で、並べ替え順が異なるテーブルが得られたことに注目してください。 ここでは、まずアラバマから始まる州名で並べ替えています。 アラバマ州の結果内では、物的損害の値が降順で並べ替えられています。

top 演算子を使用します

ある数の結果について並べ替えて上位をスキャンするのではなく、top 演算子を使って上位の結果から特定の数を表示することができます。 実際のところ、top 演算子の方がパフォーマンスが高いので、上位結果から特定の数だけが必要な場合にはお勧めの選択肢です。

  1. 次のクエリを実行します。

    クエリを実行する

    StormEvents
    | where State == "FLORIDA"
    | top 10 by DamageProperty
    | project State, EventType, DamageProperty
    
  2. 次の画像のような結果が得られるはずです。

    Screenshot of query results for the top operator.