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アプリ フォルダーを使用すると、すべてのファイルへのアクセス権がなくてもユーザー コンテンツを格納できます。

アプリ フォルダーは、アプリ専用の特殊フォルダーです。 アプリ フォルダーは、通常、アプリに基づいた名前が付けられて、ユーザーの OneDrive の Apps フォルダー内に配置されます。 Files.ReadWrite.AppFolder アクセス許可スコープ要求して、その要求をユーザーが承認すると、アプリには、このフォルダーに対する読み取り/書き込みアクセス権が付与されます。 ユーザーの OneDrive 内の他のフォルダーと動作が同じため、ユーザーは追加、変更、およびコンテンツの削除を実行できます。 アプリでは、ユーザーに固有のロジックを維持して、ユーザーが名前の変更や削除できるようにする必要はありません。

ユーザーからの承認を得る

アプリ用のフォルダーを独自に設定するには、アクセス トークンを取得するときに Files.ReadWrite.AppFolder または Files.ReadWrite のアクセス許可スコープを要求する必要があります。 詳細については、「認証」を参照してください。

アプリのフォルダーを作成する

OneDrive は、アプリが特殊フォルダー名前空間を使用して初めてフォルダーを呼び出したときに、ユーザーの OneDrive のルートにある Apps フォルダー内にアプリのフォルダーを作成します。 アプリが初回にフォルダーを作成できる最も一般的な呼び出しを次に示します。

アプリのフォルダーに名前を付ける

OneDrive がアプリのフォルダーを作成するときには、アプリ ID の呼び出し時点でのアプリケーション名を使用します。アプリのフォルダー名は、Azure の [アプリの登録] ページで変更できます。 そうする場合は、Azure の [アプリの登録] ページに移動して、アプリのローカライズ設定を編集することで、アプリのフォルダー名をローカライズできます。 [Azure アプリ登録] ページでアプリのフォルダー名を変更した場合、アプリに関連付けられている既存の特別なフォルダーの名前は変更されません。

アプリのフォルダーを操作する

アプリのフォルダーは、すべての標準 item 操作をサポートしています。

共通タスク HTTP メソッド (パス別)
アイテムのメタデータを取得する GET /drive/special/approot:/{path}
アイテムの子を一覧する GET /drive/special/approot:/{path}:/children
アイテムを作成する PUT /drive/special/approot:/{parent-path}/{name}
アイテムのコンテンツをアップロードする PUT /drive/special/approot:/{parent-path}/{name}:/content
アイテムのコンテンツを更新する PATCH /drive/special/approot:/{path}
アイテムを削除する DELETE /drive/special/approot:/{path}
アイテムを移動する PATCH /drive/special/approot:/{path}
アイテムをコピーする POST /drive/special/approot:/{path}:/action.copy
アイテムのコンテンツをダウンロードする GET /drive/special/approot:/{path}:/content
特定のファイル形式をダウンロードする GET /drive/special/approot:/{path}:/content?format={format}
アイテムを検索する GET /drive/special/approot:/{path}:/search
アイテムに対する変更を表示する GET /drive/special/approot:/{path}:/delta
アイテムのサムネイルを取得する GET /drive/special/approot:/{path}:/thumbnails