IMAP または POP を使用して電子メール アカウントにアクセスするための Outlook 2003 の設定
POP3 接続または IMAP4 を使用して、Outlook 2003 から電子メール アカウントに接続できます。ただし、POP3 または IMAP4 を使用してアカウントに接続する場合、Exchange アカウントを使用してアカウントに接続するときに使用できる予定表機能およびその他のコラボレーション機能を使用できません。
メールボックスがクラウドベース環境 (Microsoft Office 365 for enterprises または 専門家および小規模企業向け Office 365 など) 内にあり、Outlook 2003 を使用して自分のアカウントに接続する場合、アカウントの設定時に POP3 または IMAP4 オプションを選択する必要があります。Outlook 2003 のサポートの詳細については、FAQ:電子メール プログラム の FAQ「Can I use Outlook 2003 to connect to my e-mail account? (Outlook 2003 を使用して電子メール アカウントに接続できますか。)」を参照してください。
重要
Outlook 2003 を使用し、メールボックスがクラウドベース環境内にない場合、POP3 または IMAP4 を使用する代わりに Exchange アカウントを使用して、電子メール アカウントに接続できる場合もあります。Exchange アカウントを使用すると、IMAP4 または POP3 による接続では使用できない予定表などのコラボレーション機能を使用できます。詳細については、このトピックの後半の「補足情報」を参照してください。
POP3 または IMAP4 を使用して電子メール アカウントにアクセスするための Outlook 2003 の設定方法
Outlook 2003 を開きます。[Outlook 2003 Startup (Outlook 2003 のスタートアップ)] ページが表示されない場合は、次の手順を実行します。
[ツール] メニューの [電子メール アカウント] をクリックします。
[電子メール アカウント] ページの [電子メール] で、[Add an e-mail account (電子メール アカウントの追加)]をクリックし、[次へ] をクリックします。手順 2 に進みます。
Outlook を起動すると、[Outlook 2003 Startup (Outlook 2003 のスタートアップ)] ページが表示されます。
ウィザードの最初のページで [次へ] をクリックします。
[アカウントの設定] ページで、再度 [次へ] をクリックします。
[サーバーの種類] ページで、[IMAP] または [POP3] を選択し、[次へ] をクリックします。IMAP の方が多くの機能がサポートされるため、IMAP の使用をお勧めします。
[インターネット電子メール設定] ページで、以下の情報を入力します。
[ユーザー情報] の下で、次の操作を行います。
[名前] ボックスに、このアカウントから電子メールを送るときに送信先のユーザーに対して表示する名前を入力します。
[電子メール アドレス] ボックスに、電子メール アドレスを入力します。
[サーバー情報] の下で、次の操作を行います。
IMAP を使用している場合は、[受信メール サーバー (IMAP)] に IMAP サーバー名を入力します。POP を使用している場合は、[受信メール サーバー (POP3)] に POP サーバー名を入力します。POP3 または IMAP4 受信サーバー名の検索方法の詳細については、「サーバー設定の検索」を参照してください。
[送信メール サーバー (SMTP)] ボックスに、SMTP サーバー名を入力します。SMTP 送信サーバー名の検索方法の詳細については、「サーバー設定の検索」を参照してください。
[ログオン情報] の下で、次の操作を実行します。
[ユーザー名] ボックスに、電子メール アドレスを入力します。
[パスワード] ボックスに、パスワードを入力します。Outlook でパスワードを記憶させる場合は、[パスワードを保存する] チェック ボックスをオンにします。
注意
[セキュリティで保護されたパスワード認証 (SPA) を使用する] はオンにしないでください。
ページ右下の [詳細設定] をクリックし、[インターネット電子メール設定] ダイアログ ボックスで次の情報を入力します。
[全般] タブの [メール アカウント] で、このメール アカウントに使用する名前を入力します。
[送信サーバー] タブで、[送信サーバー (SMTP) は認証が必要] チェック ボックスをオンにします。[受信メール サーバーと同じ設定を使用する] がオンになっていることを確認します。
[詳細] タブで、次の操作を行います。
[受信サーバー (IMAP)] または [送信サーバー (POP3)] で、[このサーバーは暗号化された接続 (SSL) が必要] チェック ボックスをオンにします。
[送信サーバー (SMTP)] で、[このサーバーは暗号化された接続 (SSL) が必要] チェック ボックスをオンにして、[OK] をクリックします。
POP3 を使用する場合に、メッセージのコピーをサーバー上に残しておくには、[配信] の下の [サーバーにメッセージのコピーを置く] チェック ボックスをオンにします。このチェック ボックスをオフにすると、すべてのメッセージはサーバーから削除され、コンピューター上にローカルに格納されます。
[Internet E-mail Settings (IMAP) (インターネット電子メール設定 (IMAP))] ページで、[次へ] をクリックします。
[設定完了] ページで、[終了] をクリックします。
IMAP4 を使用している場合は、追加したメール サーバーのフォルダーをダウンロードするかどうかを確認するメッセージが表示されるので、[はい] をクリックします。Outlook 2003 のユーザー インターフェイスを使用して、サーバーとローカル コンピューターの間で同期するフォルダーを選択し、[OK] をクリックします。
サーバー設定の検索
POP3 メール プログラムまたは IMAP4 メール プログラムを設定する前に、自分の POP3、IMAP4、SMTP の各サーバー設定を調べる必要があります。
このビデオを見て POP メール プログラムまたは IMAP メール プログラムのサーバー設定を調べる方法を学習する。
サーバーの設定を確認するには、Outlook Web App を使用して電子メール アカウントにサインインします。サインインしたら、[オプション]、[すべてのオプションを表示]、[アカウント]、[マイ アカウント]、[POP、IMAP、および SMTP アクセスの設定] の順にクリックします。入力が必要な POP3、IMAP4、SMTP のサーバー名やその他の設定が、[プロトコルの設定] ページの [POP の設定]、[IMAP の設定]、[SMTP の設定] に表示されます。
注意
[POP の設定]、[IMAP の設定]、および [SMTP の設定] の横に [利用不可] と表示される場合、POP 電子メール プログラムまたは IMAP 電子メール プログラムを使用するようにアカウントが設定されていない可能性があります。詳細については、電子メール アカウントの管理者に問い合わせてください。
補足情報
POP3 と IMAP4 のどちらを使用すればよいかわからない場合は、より多くの機能がサポートされる IMAP4 の使用をお勧めします。
電子メール アカウントが登録を必要とする種類の場合は、Outlook Web App に初めてサインインするときに登録を行う必要があります。Outlook Web App からまだアカウントを登録していない場合は、POP3 または IMAP4 による電子メール アカウントへの接続は失敗します。アカウントにサインインしたら、サインアウトします。その後、POP プログラムまたは IMAP4 プログラムを使用して接続します。 Outlook Web App を使用してアカウントにサインインする方法の詳細については、「Web ブラウザーを使用して電子メールにサインインする方法」を参照してください。サインインに関する問題については、「FAQ:サインインとパスワードに関する問題」を参照するか、電子メール アカウントの管理者に問い合わせてください。
メールボックスがクラウドベース環境内にある場合に、コラボレーション機能を快適に利用するには、Outlook Web App を使用するか、Outlook 2007、Outlook 2010、Apple Mail 10.6 Snow Leopard、Apple Mail 10.7 Lion、Entourage 2008 Web Services Edition、Outlook for Mac 2011 などの Exchange アカウント アクセスをサポートする電子メール プログラムを介してアカウントに接続することをお勧めします。POP3 と IMAP4 を使用してアカウントに接続する場合、Exchange アカウントを使用して接続する場合に提供される豊富な電子メールおよびコラボレーション機能を使用することはできません。
Outlook 2003 を使用し、メールボックスがクラウドベース環境内にない場合、POP3 または IMAP4 を使用する代わりに Exchange アカウントを使用して、電子メール アカウントに接続できる場合があります。Exchange アカウントを使用すると、IMAP4 または POP3 による接続では使用できない、予定表などのコラボレーション機能を使用できます。
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