sp_enumdsn (Transact-SQL)

適用対象:SQL Server

特定の Microsoft Windows ユーザー アカウントで実行されているサーバーに対して定義されているすべての ODBC および OLE DB データ ソース名の一覧を返します。 このストアド プロシージャは、任意のデータベースのパブリッシャーで実行されます。

Transact-SQL 構文表記規則

構文

  
sp_enumdsn  

リターン コードの値

0 (成功) または 1 (失敗)

結果セット

列名	データ型	説明
データ ソース名	sysname	データ ソースの名前。
説明	varchar(255)	データ ソースの説明です。
Type	int	データ ソースの種類です。 1 = ODBC DSN 3 = OLE DB データ ソース
プロバイダー名	varchar(255)	OLE DB プロバイダーの名前です。 ODBC DSN の場合、値は NULL です。

解説

すべての Microsoft SQL Server サービスには、ユーザー コンテキストがあります。 ユーザー コンテキストは、ユーザーの ODBC データ ソースの定義を含むレジストリ エントリのセットです。 ユーザー コンテキストは、SQL Serverが実行されているユーザー名によって提供されます。

たとえば、サーバーがシステム アカウントのユーザー コンテキストで実行されている場合、返されるデータ ソース名 (DSN) はすべて、システム アカウントに関連付けられているシステム DSN になります。 サーバーがプライベート ユーザー アカウントで実行されている場合は、そのユーザーのそのプライベート アカウントに対して定義されている DSN のみが返されます。

アクセス許可

sysadmin 固定サーバー ロールのメンバーのみがsp_enumdsnを実行できます。

参照

sp_dsninfo (Transact-SQL)
システム ストアド プロシージャ (Transact-SQL)