ボリューム シャドウ コピー サービス (VSS) の使いやすさの制限

この記事では、ボリューム シャドウ コピー サービス (VSS) の使いやすさ制限の回避策について説明します。

適用対象:Windows Server 2019、Windows Server 2016、Windows Server 2012 R2、Windows 10 - すべてのエディション、Windows 7 Service Pack 1
元の KB 番号: 2967756

現象

Windows クライアントまたは Windows Server オペレーティング システムで次のいずれかの操作を実行しようとすると、エラー メッセージが表示されたり、エラーが発生することがあります。

  • 64 テラバイト (TB) を超えるボリュームでボリューム シャドウ コピー サービス (VSS) を有効にします。
  • 書き込み可能なスナップショットまたは 64 TB を超えるスナップショットを作成します。
  • 64 TB を超えるボリューム上の共有フォルダーに対して VSS を有効にします。
  • シャドウ コピーが有効になっている 64 TB を超えるボリュームに対してバックアップ操作を実行します。
  • chkdsk.exe は、64 TB を超えるボリュームで実行します。

エラー メッセージには、次のものが含まれる場合があります。

  • STOP: 0x0000007E

  • ボリューム <Drive_letter>のシャドウ コピーを作成できませんでした。

  • エラー 0x80042306: シャドウ コピー プロバイダーにエラーが発生しました。 詳細については、システムとアプリケーションのイベント ログを確認してください。

  • イベント ID: 12289。 エラー: 0x80070057。 パラメーターが間違っています。

原因

この問題は、Microsoft が 64 TB を超えるボリュームで VSS をサポートしていないために発生します。 また、書き込み可能なスナップショットまたは 64 TB を超えるスナップショットはサポートされていません。

回避策

この問題を回避するには、64 TB を超えるボリュームの「現象」セクションに記載されている操作を実行しないでください。

詳細

VSS の詳細については、次の Microsoft Web サイトを参照してください。
ボリューム シャドウ コピー サービス

ボリューム シャドウ コピー サービスのしくみ

シャドウ コピーのスケーラビリティ要因

共有フォルダーのシャドウ コピーのベスト プラクティス