ユーザー設定を使用して Office for Mac のプライバシー コントロールを管理する

注意

このプライバシー情報の対象となっている Office 製品の一覧については、「Office 製品で利用できるプライバシー コントロール」を参照してください。

バージョン 16.28 以降の Office for Mac では、以下に関する設定を制御できる新しいユーザー設定が提供されています。

  • 診断データ: 使用されている Office クライアント ソフトウェアに関する診断データが収集され、Microsoft に送信されます。

  • コネクテッド エクスペリエンス は、クラウドベースの機能を使用し、強化された Office 機能を管理者とユーザーに提供します。

また、Microsoft AutoUpdate (MAU) 用の [Required Data Notice (必要なデータに関する通知)] ダイアログに関連する新しいユーザー設定があります。

診断データおよびコネクテッド エクスペリエンスに関する詳細については、「プライバシー制限の概要」を参照してください。

注意

基本設定の設定

これらの新しいユーザー設定は CFPreferences API と互換性があり、defaults コマンドをターミナルで使用して設定するか、構成プロファイルまたはモバイル デバイス管理 (MDM) サーバーを使用して適用することができます。 ユーザー設定が適用されると、ユーザーが値を変更することができなくなり、アプリ内のコントロールの表示が無効化されます。

注意

Office クラウド ポリシー サービスと次の 5 つのポリシー設定を使用することもできます。

  • Office から Microsoft に送信されるクライアント ソフトウェア診断データのレベルを設定する
  • コンテンツを分析する Office の接続エクスペリエンスの使用を許可する
  • オンラインのコンテンツをダウンロードする Office の接続エクスペリエンスの使用を許可する
  • Office の追加オプションである接続エクスペリエンスの使用を許可する
  • Office の接続エクスペリエンスの使用を許可する

Office クラウド ポリシー サービスの使用の詳細については、「Office クラウド ポリシー サービスの概要」を参照してください。

診断データのユーザー設定

診断データは、Office をセキュリティで保護し、最新の状態に保ち、問題を検出、診断、修正し、さらに製品を改良する際に使用されます。 詳細については、「Microsoft 365 Apps for enterprise から Microsoft に送信される診断データ」を参照してください。

カテゴリ 詳細
ユーザー設定ドメイン com.microsoft.office
キー DiagnosticDataTypePreference
データ型 String
指定可能な値 BasicDiagnosticData (この値は、レベルを "必須" に設定します)
FullDiagnosticData (この値は、レベルを "オプション" に設定します)
ZeroDiagnosticData (この値は、レベルを "どちらでもない" に設定します)
利用の可否 16.28 以降

職場または学校のアカウントを使用してサインインしている Office 365 (または Microsoft 365) のサブスクリプションを持つユーザー、または Office LTSC Standard for Mac 2021 または Office Standard 2019 for Max のユーザーは、このユーザー設定を設定しないと、必須と任意の両方の診断データが Microsoft に送信されます。また、このユーザー設定の有無にかかわらず、これらのユーザーは診断データのレベルを変更することはできません。

Office 365 (または Microsoft 365) サブスクリプションを使用しているホーム ユーザーなど、これら以外のユーザーについては、ユーザーが [ユーザー設定] > [プライバシー] でオプションの診断データも送信することを選択した場合を除き、必須の診断データのみが送信されます。

コンテンツを分析するコネクテッド エクスペリエンスのユーザー設定

コンテンツを分析する接続環境は、Office コンテンツを使用して デザインのおすすめ事項、編集の提案事項、データの分析情報、および同様の機能を提供します。 たとえば、PowerPoint デザイナーや Word のリサーチ ツールがあります。 これらのコネクテッド エクスペリエンスのリストについては、「Office のコネクテッド エクスペリエンス」を参照してください。

カテゴリ 詳細
ユーザー設定ドメイン com.microsoft.office
キー OfficeExperiencesAnalyzingContentPreference
データ型 ブール型
可能な値 TRUE (有効)
FALSE (無効)
利用の可否 16.28 以降

このユーザー設定を設定しない場合、コンテンツが分析されるコネクテッド エクスペリエンスがユーザーに提供されます。

職場または学校のアカウントでサインインしている Office 365 (または Microsoft 365) のサブスクリプションを持つユーザー、または Office LTSC Standard for Mac 2021 または Office Standard 2019 for Mac のユーザーは、コンテンツを分析するコネクテッド エクスペリエンスをオフにできません。

(Office 365 (または Microsoft 365) サブスクリプションを使用しているホームユーザーなど、これら以外のユーザー については、[ユーザー設定] > [プライバシー] に移動して、コンテンツが分析されるコネクテッド エクスペリエンスを無効にできます。

オンライン コンテンツをダウンロードするコネクテッド エクスペリエンスのユーザー設定

この接続環境は、ユーザーがテンプレート、画像、3D モデル、ビデオ、そして文書を充実させるための参考資料を含むオンラインコンテンツを検索したりダウンロードできる接続環境です。たとえば、Office テンプレートもしくは PowerPoint QuickStarterです。この接続エクスペリエンスのリストについては、「Office の接続エクスペリエンス」を参照してください。

カテゴリ 詳細
ユーザー設定ドメイン com.microsoft.office
キー OfficeExperiencesDownloadingContentPreference
データ型 ブール型
可能な値 TRUE (有効)
FALSE (無効)
利用の可否 16.28 以降

このユーザー設定を設定しない場合、オンライン コンテンツがダウンロードされるコネクテッド エクスペリエンスがユーザーに提供されます。

職場または学校のアカウントでサインインしているOffice 365 (または Microsoft 365) サブスクリプションを持つユーザー、または Office LTSC Standard for Mac 2021 または Office 2019 for Mac のユーザーは、オンライン コンテンツがダウンロードされるコネクテッド エクスペリエンスをオフにできません。

Office 365 (または Microsoft 365) サブスクリプションを使用しているホームユーザーなど、これら以外のユーザー については、[ユーザー設定] > [プライバシー] に移動して、オンライン コンテンツがダウンロードされるコネクテッド エクスペリエンスを無効にできます。

オプションのコネクテッド エクスペリエンスのユーザー設定

上記のコネクテッド エクスペリエンス以外にもオプションのコネクテッド エクスペリエンスがいくつかあり、ユーザーが組織アカウント (職場または学校のアカウントと呼ばれることがあります) を使用してアクセスすることを許可することを選択できます。 たとえば、Word の履歴書アシスタントの LinkedIn 機能や、MSN 天気を使用する Outlook の天気予報バーなどがあります。 その他の例については、「Overview of optional connected experiences in Office (Office のオプションのコネクテッド エクスペリエンスの概要)」を参照してください。

カテゴリ 詳細
ユーザー設定ドメイン com.microsoft.office
キー OptionalConnectedExperiencesPreference
データ型 ブール型
可能な値 TRUE (有効)
FALSE (無効)
利用の可否 16.28 以降

このユーザー設定を設定しない場合、職場または学校のアカウントでサインインしている Office 365 (または Microsoft 365) サブスクリプションを持つユーザー、または Office LTSC Standard for Mac 2021 または Office 2019 for Mac のユーザーは、オプションのコネクテッド エクスペリエンスが利用可能です。このユーザー設定を FALSE に設定した場合を除き、これらのユーザーは、[ユーザー設定] > [プライバシー] に移動して、オプションのコネクテッド エクスペリエンスを無効にできます。

Office 365 (または Microsoft 365) サブスクリプションを使用しているホームユーザーなど、これら以外のユーザーについては、オプションのコネクテッド エクスペリエンスを無効にするオプションはありません。

ほとんどのコネクテッド エクスペリエンスのユーザー設定

このユーザー設定を使用して、ほとんどのコネクテッド エクスペリエンスをユーザーが利用できるようにするかどうかを制御できます。

カテゴリ 詳細
ユーザー設定ドメイン com.microsoft.office
キー ConnectedOfficeExperiencesPreference
データ型 ブール型
可能な値 TRUE (有効)
FALSE (無効)
利用の可否 16.28 以降

このユーザー設定を設定しない場合、上で説明したコネクテッド エクスペリエンスのいずれかのユーザー設定 (OfficeExperiencesAnalyzingContentPreference など) を設定した場合を除き、すべてのコネクテッド エクスペリエンスがユーザーに提供されます。

たとえば、このユーザー設定を FALSE に設定した場合、次の種類のコネクテッド エクスペリエンスはユーザーに提供されません。

  • コンテンツを分析するエクスペリエンス
  • オンライン コンテンツをダウンロードするエクスペリエンス
  • オプションの接続エクスペリエンス

さらに、このユーザー設定を FALSE に設定した場合、共同編集やオンラインのファイル ストレージなどの他のほとんどのコネクテッド エクスペリエンスもオフになります。 これらの他のコネクテッド エクスペリエンスのリストについては、「Office のコネクテッド エクスペリエンス」を参照してください。

ただし、このユーザー設定を FALSE に設定した場合でも、Outlook のメールボックスの同期などの限定的な Office の機能は維持され、Teams と Skype for Business は引き続き動作します。 重要なサービス: Office の使用を適切にライセンスされていることを確認するライセンスサービスなども引き続き利用できます。

職場または学校のアカウントでサインインしている Office 365 (または Microsoft 365) のサブスクリプションを持つユーザー、または Office LTSC Standard for Mac 2021 または Office 2019 for Mac のユーザーは、コネクテッド エクスペリエンスのほとんどをオフにできません。

Office 365 (または Microsoft 365) サブスクリプションを使用しているホームユーザーなど、これら以外のユーザーの場合、[ユーザー設定] > [プライバシー] に移動して、ほとんどのコネクテッド エクスペリエンスを無効にできます。

Microsoft AutoUpdate の [Required Data Notice (必要なデータに関する通知)] ダイアログのユーザー設定

バージョン 4.12 以降の Microsoft AutoUpdate (MAU) を初めて起動すると、MAU から Microsoft に送信されたデータに関する情報が記載された [Required Data Notice (必要なデータに関する通知)] ダイアログがユーザーに表示されます。

Microsoft AutoUpdate の [Required Data Notice (必要なデータに関する通知)] ダイアログをユーザーに表示しないようにするには、次のユーザー設定を設定できます。 設定する値に関係なく、ダイアログはユーザーに表示されません。

カテゴリ 詳細
ユーザー設定ドメイン com.microsoft.autoupdate2
キー AcknowledgedDataCollectionPolicy
データ型 String
指定可能な値 RequiredDataOnly
RequiredAndOptionalData
利用の可否 4.12 以降

このダイアログをユーザーに表示する場合、ユーザーが [OK] を選択すると、値 RequiredDataOnlyAcknowledgedDataCollectionPolicy およびダイアログに書き込まれ、ダイアログが再度ユーザーに表示さなくなります。