ドメイン コントローラーへの Exchange のインストールはお勧めしません [WarningInstallExchangeRolesOnDomainController]

Exchange Server 2016 または Exchange 2019 セットアップでは、ターゲット コンピューターが Active Directory ドメイン コントローラーであることが検出され、ドメイン コントローラーに Exchange をインストールすることはお勧めしません。

ドメイン コントローラーに Exchange をインストールする場合は、次の問題に注意してください。

  • Active Directory の分割アクセス許可の Exchange の構成はサポートされていません。 分割型アクセス許可の詳細については、「分割型アクセス許可について」を参照してください。

  • Exchange Trusted Subsystem ユニバーサル セキュリティ グループ (USG) が Domain Admins グループに追加されます。 このアクションにより、ドメイン内のすべての Exchange サーバー ドメイン管理者権限が付与されます。

  • Exchange Server と Active Directory はどちらもリソースを集中的に使用するアプリケーションです。 両方のアプリケーションが同じコンピューターで実行されている場合、パフォーマンスに影響があります。

  • ドメイン コントローラーはグローバル カタログ サーバーである必要がありますが、Exchange サービスがグローバル カタログ サーバーで正しく起動しない可能性があります。

  • サーバーをシャットダウンまたは再起動する前に Exchange サービスを停止しなかった Exchange の場合、システムのシャットダウンにかなり時間がかかります。

  • ドメイン コントローラーをメンバー サーバーに降格することはサポートされていません。

  • Active Directory ドメイン コントローラーでもあるクラスター化ノードでの Exchange の実行はサポートされていません。

そのため、ドメイン コントローラーではなく、メンバー サーバーに Exchange をインストールすることをお勧めします。

問題がある場合は、 Exchange のフォーラムで質問してください。 フォーラムにアクセスする: Exchange Server