個々のユーザー アカウントで作成される ASP.NET Core プロジェクトに基づく記事

ASP.NET Core Identity は [個別のユーザー アカウント] オプションによって Visual Studio のプロジェクト テンプレートに含まれます。

認証テンプレートは -au Individual を指定することで.NET Core CLI で取得できます。

dotnet new mvc -au Individual
dotnet new webapp -au Individual
dotnet new mvc -au Individual
dotnet new razor -au Individual

Web API 認証についてはこちらの GitHub イシューをご覧ください。

[認証なし]

認証は .NET Core CLI で -au オプションによって指定されます。 Visual Studio では、新しい Web アプリケーションに [認証の変更] ダイアログがあります。 Visual Studio の新しい Web アプリの既定値は [認証なし] です。

認証なしで作成されたプロジェクト:

  • サインインとサインアウトをするためには Web ページと UI を含めないでください。
  • 認証コードを含めないでください。

Windows 認証

Windows 認証は .NET Core CLI で -au Windows オプションによって新しい Web アプリに指定されます。 Visual Studio の [認証の変更] ダイアログに [Windows 認証] オプションがあります。

Windows 認証が選択された場合、アプリは Windows 認証 IIS モジュールを使用するように構成されます。 Windows 認証はイントラネット Web サイトを対象としています。

dotnet の新しい webapp 認証オプション

次の表は、新しい Web アプリで使用できる認証オプションを示しています。

オプション 認証の種類 詳細情報のリンク
なし 認証なし。
個人 個別認証。 ASP.NET Core での Identity の概要
IndividualB2C Azure AD B2C を使用したクラウドホステッド個別認証。 Azure AD B2C
SingleOrg 単一のテナントに対する組織認証。 Entra 外部 ID テナントも SingleOrg を使用します。 Entra ID
MultiOrg 複数のテナントに対する組織認証です。 Entra ID
Windows Windows 認証です。 [Windows 認証]

Visual Studio の新しい webapp 認証オプション

次の表は、Visual Studio で新しい Web アプリを作成するときに使用できる認証オプションを示しています。

オプション 認証の種類 詳細情報のリンク
なし 認証なし
個々のユーザー アカウント / アプリ内のユーザー アカウントを格納する 個別認証 ASP.NET Core での Identity の概要
個々のユーザー アカウント /クラウドの既存のユーザー ストアに接続する クラウドでホストされる、Azure AD B2C での個別認証 Azure AD B2C
職場または学校のクラウド / 単一組織 単一のテナントに対する組織認証 Azure AD
職場または学校のクラウド / 複数組織 複数のテナントに対する組織認証 Azure AD
Windows Windows 認証 [Windows 認証]

その他の技術情報

次の記事では、個々のユーザー アカウントを使用する ASP.NET Core テンプレートで生成されたコードを使用する方法について説明します。