パート 3、ASP.NET Core でスキャフォールディングされた Razor ページ

作成者: Rick Anderson

このチュートリアルでは、前のチュートリアルでスキャフォールディングによって作成された Razor ページについて説明します。

[作成]、[削除]、[詳細]、および [編集] ページ

Pages/Movies/Index.cshtml.cs ページ モデルを調べます。

// Unused usings removed.
using Microsoft.AspNetCore.Mvc.RazorPages;
using Microsoft.EntityFrameworkCore;
using RazorPagesMovie.Models;
using System.Collections.Generic;
using System.Threading.Tasks;

namespace RazorPagesMovie.Pages.Movies
{
    public class IndexModel : PageModel
    {
        private readonly RazorPagesMovie.Data.RazorPagesMovieContext _context;

        public IndexModel(RazorPagesMovie.Data.RazorPagesMovieContext context)
        {
            _context = context;
        }
        public IList<Movie> Movie { get;set; }

        public async Task OnGetAsync()
        {
            Movie = await _context.Movie.ToListAsync();
        }
    }
}

Razor ページは PageModel から派生します。 慣例により、PageModel 派生クラスは <PageName>Model と呼ばれます。 コンストラクターは依存性の注入を使用して、RazorPagesMovieContext をページに追加します。

public class IndexModel : PageModel
{
    private readonly RazorPagesMovie.Data.RazorPagesMovieContext _context;

    public IndexModel(RazorPagesMovie.Data.RazorPagesMovieContext context)
    {
        _context = context;
    }

Entity Framework での非同期プログラミングの詳細については、「非同期コード」を参照してください。

ページに対して要求が行われると、OnGetAsync メソッドは Razor ページにムービーのリストを返します。 Razor ページでは、OnGetAsync または OnGet が呼び出され、ページの状態が初期化されます。 この場合、OnGetAsync でムービーのリストを取得し、表示します。

OnGet によって void が返される場合、または OnGetAsync によって Task が返される場合は、return ステートメントは使用されません。 たとえば、Privacy ページは次のようになります。

public class PrivacyModel : PageModel
{
    private readonly ILogger<PrivacyModel> _logger;

    public PrivacyModel(ILogger<PrivacyModel> logger)
    {
        _logger = logger;
    }

    public void OnGet()
    {
    }
}

戻り値の型が IActionResult または Task<IActionResult> の場合は、return ステートメントを指定する必要があります。 たとえば、Pages/Movies/Create.cshtml.csOnPostAsync メソッドでは、次の操作を行います。

    public async Task<IActionResult> OnPostAsync()
    {
        if (!ModelState.IsValid)
        {
            return Page();
        }

        _context.Movie.Add(Movie);
        await _context.SaveChangesAsync();

        return RedirectToPage("./Index");
    }
}

Pages/Movies/Index.cshtmlRazor ページを調べます。

@page
@model RazorPagesMovie.Pages.Movies.IndexModel

@{
    ViewData["Title"] = "Index";
}

<h1>Index</h1>

<p>
    <a asp-page="Create">Create New</a>
</p>
<table class="table">
    <thead>
        <tr>
            <th>
                @Html.DisplayNameFor(model => model.Movie[0].Title)
            </th>
            <th>
                @Html.DisplayNameFor(model => model.Movie[0].ReleaseDate)
            </th>
            <th>
                @Html.DisplayNameFor(model => model.Movie[0].Genre)
            </th>
            <th>
                @Html.DisplayNameFor(model => model.Movie[0].Price)
            </th>
            <th></th>
        </tr>
    </thead>
    <tbody>
@foreach (var item in Model.Movie) {
        <tr>
            <td>
                @Html.DisplayFor(modelItem => item.Title)
            </td>
            <td>
                @Html.DisplayFor(modelItem => item.ReleaseDate)
            </td>
            <td>
                @Html.DisplayFor(modelItem => item.Genre)
            </td>
            <td>
                @Html.DisplayFor(modelItem => item.Price)
            </td>
            <td>
                <a asp-page="./Edit" asp-route-id="@item.ID">Edit</a> |
                <a asp-page="./Details" asp-route-id="@item.ID">Details</a> |
                <a asp-page="./Delete" asp-route-id="@item.ID">Delete</a>
            </td>
        </tr>
}
    </tbody>
</table>

Razor では、HTML から C# または Razor 固有のマークアップに移行できます。 @ シンボルの後に Razor で予約済みのキーワードが続いている場合は、Razor 固有のマークアップに移行します。それ以外の場合は、C# に移行します。

@page ディレクティブ

@pageRazor ディレクティブを使うと、ファイルが MVC アクションになります。つまり、これで要求を処理できます。 @page はページ上で最初の Razor ディレクティブである必要があります。 @page および @model は、Razor 固有のマークアップへの移行の例です。 詳細については、「Razor の構文」を参照してください。

@model ディレクティブ

@page
@model RazorPagesMovie.Pages.Movies.IndexModel

@model ディレクティブは、Razor ページに渡されるモデルの型を指定します。 前の例の @model 行は、Razor ページで PageModel 派生クラスを使用できるようにします。 モデルは、ページの @Html.DisplayNameFor および @Html.DisplayForHTML ヘルパーで使用されます。

次の HTML ヘルパーで使用されるラムダ式を確認します。

@Html.DisplayNameFor(model => model.Movie[0].Title)

DisplayNameFor HTML ヘルパーは、ラムダ式で参照される Title プロパティを検査し、表示名を判別します。 ラムダ式は評価されるのではなく検査されます。 これは、modelmodel.Movie、または model.Movie[0]null または空である場合、アクセス違反がないことを意味します。 ラムダ式が (@Html.DisplayFor(modelItem => item.Title) などを使用して) 評価される場合は、モデルのプロパティ値が評価されます。

レイアウト ページ

RazorPagesMovieHomePrivacy の各メニュー リンクを選択します。 各ページには同じメニューのレイアウトが表示されます。 メニューのレイアウトは、Pages/Shared/_Layout.cshtml ファイルに実装されています。

Pages/Shared/_Layout.cshtml ファイルを開いて調べます。

レイアウト テンプレートを使用すると、HTML コンテナーのレイアウトを次のようにすることができます。

  • 1 つの場所で指定される。
  • サイトの複数のページに適用される。

@RenderBody() という行を見つけます。 RenderBody は、ページ固有のビューがすべて表示されるプレースホルダーで、レイアウト ページに "ラップ" されます。 たとえば、 Privacy リンクを選択すると、RenderBody メソッド内で Pages/Privacy.cshtml ビューがレンダリングされます。

ViewData とレイアウト

Pages/Movies/Index.cshtml ファイルの次のマークアップを考えてみます。

@page
@model RazorPagesMovie.Pages.Movies.IndexModel

@{
    ViewData["Title"] = "Index";
}

上の強調表示されたマークアップは、Razor の C# への移行例です。 { 文字と } 文字で C# コードのブロックを囲みます。

PageModel 基底クラスには ViewData 辞書プロパティが含まれており、これを使用してビューにデータを渡すことができます。 オブジェクトは、"キー値" のパターンを使用して、ViewData 辞書に追加されます。 上のサンプルでは、Title プロパティが ViewData 辞書に追加されます。

Title プロパティは、Pages/Shared/_Layout.cshtml ファイルで使用されます。 次のマークアップは、 _Layout.cshtml ファイルの最初の数行を示しています。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
    <meta charset="utf-8" />
    <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0" />
    <title>@ViewData["Title"] - RazorPagesMovie</title>

    @*Markup removed for brevity.*@

@*Markup removed for brevity.*@ 行は Razor コメントです。 HTML コメント <!-- --> とは異なり、Razor コメントはクライアントには送信されません。 詳細については、「MDN Web ドキュメント: HTML の概要」をご覧ください。

レイアウトの更新

  1. RazorPagesMovie ではなく、Movie が表示されるように、Pages/Shared/_Layout.cshtml ファイルの <title> 要素を変更します。

    <!DOCTYPE html>
    <html lang="en">
    <head>
        <meta charset="utf-8" />
        <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0" />
        <title>@ViewData["Title"] - Movie</title>
    
  2. Pages/Shared/_Layout.cshtml ファイルで次のアンカー要素を見つけます。

    <a class="navbar-brand" asp-area="" asp-page="/Index">RazorPagesMovie</a>
    
  3. 上の要素を次のマークアップに置き換えます。

    <a class="navbar-brand" asp-page="/Movies/Index">RpMovie</a>
    

    上のアンカー要素はタグ ヘルパーです。 この場合は、アンカー タグ ヘルパーです。 asp-page="/Movies/Index" タグ ヘルパーの属性と値によって、/Movies/IndexRazor ページへのリンクが作成されます。 asp-area 属性の値が空なので、リンクではこの区分が使用されていません。 詳細については、区分に関する記事を参照してください。

  4. 変更内容を保存し、RpMovie リンクを選択してアプリをテストします。 問題がある場合は、GitHub の _Layout.cshtml ファイルを参照してください。

  5. HomeRpMovieCreateEditDelete の各リンクをテストします。 各ページで、ブラウザー タブで表示できるタイトルを設定します。ページをブックマークすると、ブックマークでタイトルが使用されます。

Note

Price フィールドに小数点のコンマを入力できない場合があります。 小数点にコンマ (",") を使い、英語 (米国) 以外の日付形式を使う英語以外のロケールの jQuery 検証をサポートするには、アプリをグローバル化する手順を行う必要があります。 小数点のコンマの追加方法については、こちらの GitHub issue 4076 を参照してください。

Layout プロパティは、Pages/_ViewStart.cshtml ファイルに設定されます。

@{
    Layout = "_Layout";
}

上のマークアップを使用すると、Pages フォルダーのすべての Razor ファイルについて、レイアウト ファイルを Pages/Shared/_Layout.cshtml に設定します。 詳細については、「Layout」 (レイアウト) を参照してください。

Create ページのモデル

Pages/Movies/Create.cshtml.cs ページ モデルを確認します。

using Microsoft.AspNetCore.Mvc;
using Microsoft.AspNetCore.Mvc.RazorPages;
using RazorPagesMovie.Models;
using System;
using System.Threading.Tasks;

namespace RazorPagesMovie.Pages.Movies
{
    public class CreateModel : PageModel
    {
        private readonly RazorPagesMovie.Data.RazorPagesMovieContext _context;

        public CreateModel(RazorPagesMovie.Data.RazorPagesMovieContext context)
        {
            _context = context;
        }

        public IActionResult OnGet()
        {
            return Page();
        }

        [BindProperty]
        public Movie Movie { get; set; }

        public async Task<IActionResult> OnPostAsync()
        {
            if (!ModelState.IsValid)
            {
                return Page();
            }

            _context.Movie.Add(Movie);
            await _context.SaveChangesAsync();

            return RedirectToPage("./Index");
        }
    }
}

OnGet メソッドは、ページに必要な状態を初期化します。 [作成] ページには初期化する状態はないため、Page が返されます。 このチュートリアルの後半では、状態を初期化する OnGet の例を示します。 Page メソッドでは、Create.cshtml ページをレンダリングする PageResult オブジェクトが作成されます。

Movie プロパティでは [BindProperty] 属性を使用して、モデル バインドにオプトインします。 [作成] フォームでフォーム値が投稿されると、ASP.NET Core ランタイムが投稿された値を Movie モデルにバインドします。

OnPostAsync メソッドは、ページでフォーム データが投稿されたときに実行されます。

public async Task<IActionResult> OnPostAsync()
{
    if (!ModelState.IsValid)
    {
        return Page();
    }

    _context.Movie.Add(Movie);
    await _context.SaveChangesAsync();

    return RedirectToPage("./Index");
}

モデル エラーがある場合は、投稿されたフォーム データと共にフォームが再表示されます。 ほとんどのモデル エラーは、フォームが投稿される前にクライアント側でキャッチできます。 モデル エラーの例では、日付に変換できない日付フィールドの値が投稿されています。 クライアント側の検証とモデルの検証については、チュートリアルの後半で説明します。

モデル エラーがない場合は、次のようになります。

  • データが保存されます。
  • ブラウザーは Index ページにリダイレクトされます。

Razor の作成ページ

Pages/Movies/Create.cshtmlRazor ページ ファイルを調べます。

@page
@model RazorPagesMovie.Pages.Movies.CreateModel

@{
    ViewData["Title"] = "Create";
}

<h1>Create</h1>

<h4>Movie</h4>
<hr />
<div class="row">
    <div class="col-md-4">
        <form method="post">
            <div asp-validation-summary="ModelOnly" class="text-danger"></div>
            <div class="form-group">
                <label asp-for="Movie.Title" class="control-label"></label>
                <input asp-for="Movie.Title" class="form-control" />
                <span asp-validation-for="Movie.Title" class="text-danger"></span>
            </div>
            <div class="form-group">
                <label asp-for="Movie.ReleaseDate" class="control-label"></label>
                <input asp-for="Movie.ReleaseDate" class="form-control" />
                <span asp-validation-for="Movie.ReleaseDate" class="text-danger"></span>
            </div>
            <div class="form-group">
                <label asp-for="Movie.Genre" class="control-label"></label>
                <input asp-for="Movie.Genre" class="form-control" />
                <span asp-validation-for="Movie.Genre" class="text-danger"></span>
            </div>
            <div class="form-group">
                <label asp-for="Movie.Price" class="control-label"></label>
                <input asp-for="Movie.Price" class="form-control" />
                <span asp-validation-for="Movie.Price" class="text-danger"></span>
            </div>
            <div class="form-group">
                <input type="submit" value="Create" class="btn btn-primary" />
            </div>
        </form>
    </div>
</div>

<div>
    <a asp-page="Index">Back to List</a>
</div>

@section Scripts {
    @{await Html.RenderPartialAsync("_ValidationScriptsPartial");}
}

Visual Studio に、タグ ヘルパーで使用される独特な太字のフォントで次のタグが表示されます。

  • <form method="post">
  • <div asp-validation-summary="ModelOnly" class="text-danger"></div>
  • <label asp-for="Movie.Title" class="control-label"></label>
  • <input asp-for="Movie.Title" class="form-control" />
  • <span asp-validation-for="Movie.Title" class="text-danger"></span>

VS17 view of Create.cshtml page

<form method="post"> 要素はフォーム タグ ヘルパーです。 フォーム タグ ヘルパーには自動的に偽造防止トークンが含まれます。

スキャフォールディング エンジンでは、次のような、(ID を除く) モデルの各フィールドの Razor マークアップが作成されます。

<div asp-validation-summary="ModelOnly" class="text-danger"></div>
<div class="form-group">
    <label asp-for="Movie.Title" class="control-label"></label>
    <input asp-for="Movie.Title" class="form-control" />
    <span asp-validation-for="Movie.Title" class="text-danger"></span>
</div>

検証タグ ヘルパー (<div asp-validation-summary<span asp-validation-for) には検証エラーが表示されます。 検証については、後で詳しく説明します。

ラベル タグ ヘルパー (<label asp-for="Movie.Title" class="control-label"></label>) は、Title プロパティのラベル キャプションと [for] 属性を生成します。

入力タグ ヘルパー (<input asp-for="Movie.Title" class="form-control">) は DataAnnotations 属性を使用し、クライアント側で jQuery 検証に必要な HTML 属性を生成します。

<form method="post"> などのタグ ヘルパーについては、「ASP.NET Core のタグ ヘルパー」を参照してください。

その他の技術情報

[作成]、[削除]、[詳細]、および [編集] ページ

Pages/Movies/Index.cshtml.cs ページ モデルを調べます。

using Microsoft.AspNetCore.Mvc.RazorPages;
using Microsoft.EntityFrameworkCore;
using RazorPagesMovie.Models;

namespace RazorPagesMovie.Pages.Movies
{
    public class IndexModel : PageModel
    {
        private readonly RazorPagesMovie.Data.RazorPagesMovieContext _context;

        public IndexModel(RazorPagesMovie.Data.RazorPagesMovieContext context)
        {
            _context = context;
        }

        public IList<Movie> Movie { get; set; }

        public async Task OnGetAsync()
        {
            Movie = await _context.Movie.ToListAsync();
        }
    }
}

Razor ページは PageModel から派生します。 慣例により、PageModel 派生クラスには、PageNameModel という名前が付けられます。 たとえば、Index ページには、IndexModel という名前が付けられます。

コンストラクターは依存性の注入を使用して、RazorPagesMovieContext をページに追加します。

public class IndexModel : PageModel
{
    private readonly RazorPagesMovie.Data.RazorPagesMovieContext _context;

    public IndexModel(RazorPagesMovie.Data.RazorPagesMovieContext context)
    {
        _context = context;
    }

Entity Framework での非同期プログラミングの詳細については、「非同期コード」を参照してください。

ページに対して要求が行われると、OnGetAsync メソッドは Razor ページにムービーのリストを返します。 Razor ページでは、OnGetAsync または OnGet が呼び出され、ページの状態が初期化されます。 この場合、OnGetAsync でムービーのリストを取得し、表示します。

OnGet によって void が返される場合、または OnGetAsync によって Task が返される場合は、return ステートメントは使用されません。 たとえば、Privacy ページを調べます。

using Microsoft.AspNetCore.Mvc;
using Microsoft.AspNetCore.Mvc.RazorPages;

namespace RazorPagesMovie.Pages;
public class PrivacyModel : PageModel
{
    private readonly ILogger<PrivacyModel> _logger;

    public PrivacyModel(ILogger<PrivacyModel> logger)
    {
        _logger = logger;
    }

    public void OnGet()
    {
    }
}

戻り値の型が IActionResult または Task<IActionResult> の場合は、return ステートメントを指定する必要があります。 たとえば、Pages/Movies/Create.cshtml.csOnPostAsync メソッドでは、次の操作を行います。

public async Task<IActionResult> OnPostAsync()
{
    if (!ModelState.IsValid)
    {
        return Page();
    }

    _context.Movie.Add(Movie);
    await _context.SaveChangesAsync();

    return RedirectToPage("./Index");
}

Pages/Movies/Index.cshtmlRazor ページを調べます。

@page
@model RazorPagesMovie.Pages.Movies.IndexModel

@{
    ViewData["Title"] = "Index";
}

<h1>Index</h1>

<p>
    <a asp-page="Create">Create New</a>
</p>
<table class="table">
    <thead>
        <tr>
            <th>
                @Html.DisplayNameFor(model => model.Movie[0].Title)
            </th>
            <th>
                @Html.DisplayNameFor(model => model.Movie[0].ReleaseDate)
            </th>
            <th>
                @Html.DisplayNameFor(model => model.Movie[0].Genre)
            </th>
            <th>
                @Html.DisplayNameFor(model => model.Movie[0].Price)
            </th>
            <th></th>
        </tr>
    </thead>
    <tbody>
@foreach (var item in Model.Movie) {
        <tr>
            <td>
                @Html.DisplayFor(modelItem => item.Title)
            </td>
            <td>
                @Html.DisplayFor(modelItem => item.ReleaseDate)
            </td>
            <td>
                @Html.DisplayFor(modelItem => item.Genre)
            </td>
            <td>
                @Html.DisplayFor(modelItem => item.Price)
            </td>
            <td>
                <a asp-page="./Edit" asp-route-id="@item.ID">Edit</a> |
                <a asp-page="./Details" asp-route-id="@item.ID">Details</a> |
                <a asp-page="./Delete" asp-route-id="@item.ID">Delete</a>
            </td>
        </tr>
}
    </tbody>
</table>

Razor では、HTML から C# または Razor 固有のマークアップに移行できます。 @ シンボルの後に Razor で予約済みのキーワードが続いている場合は、Razor 固有のマークアップに移行します。それ以外の場合は、C# に移行します。

@page ディレクティブ

@pageRazor ディレクティブを使うと、ファイルが MVC アクションになります。つまり、これで要求を処理できます。 @page はページ上で最初の Razor ディレクティブである必要があります。 @page および @model は、Razor 固有のマークアップへの移行の例です。 詳細については、「Razor の構文」を参照してください。

@model ディレクティブ

@page
@model RazorPagesMovie.Pages.Movies.IndexModel

@model ディレクティブは、Razor ページに渡されるモデルの型を指定します。 前の例では、@model 行によって、Razor ページで PageModel 派生クラスが使用できるようになります。 モデルは、ページの @Html.DisplayNameFor および @Html.DisplayForHTML ヘルパーで使用されます。

次の HTML ヘルパーで使用されるラムダ式を確認します。

@Html.DisplayNameFor(model => model.Movie[0].Title)

DisplayNameFor HTML ヘルパーは、ラムダ式で参照される Title プロパティを検査し、表示名を判別します。 ラムダ式は評価されるのではなく検査されます。 これは、modelmodel.Movie、または model.Movie[0]null または空である場合、アクセス違反がないことを意味します。 ラムダ式が (@Html.DisplayFor(modelItem => item.Title) などを使用して) 評価される場合は、モデルのプロパティ値が評価されます。

レイアウト ページ

RazorPagesMovieHomePrivacy の各メニュー リンクを選択します。 各ページには同じメニューのレイアウトが表示されます。 メニューのレイアウトは、Pages/Shared/_Layout.cshtml ファイルに実装されています。

Pages/Shared/_Layout.cshtml ファイルを開いて調べます。

レイアウト テンプレートを使用すると、HTML コンテナーのレイアウトを次のようにすることができます。

  • 1 つの場所で指定される。
  • サイトの複数のページに適用される。

@RenderBody() という行を見つけます。 RenderBody は、ページ固有のビューがすべて表示されるプレースホルダーで、レイアウト ページに "ラップ" されます。 たとえば、 Privacy リンクを選択すると、RenderBody メソッド内で Pages/Privacy.cshtml ビューがレンダリングされます。

ViewData とレイアウト

Pages/Movies/Index.cshtml ファイルの次のマークアップを考えてみます。

@page
@model RazorPagesMovie.Pages.Movies.IndexModel

@{
    ViewData["Title"] = "Index";
}

上の強調表示されたマークアップは、Razor の C# への移行例です。 { 文字と } 文字で C# コードのブロックを囲みます。

PageModel 基底クラスには ViewData 辞書プロパティが含まれており、これを使用してビューにデータを渡すことができます。 オブジェクトは、"キー値" のパターンを使用して、ViewData 辞書に追加されます。 上のサンプルでは、Title プロパティが ViewData 辞書に追加されます。

Title プロパティは、Pages/Shared/_Layout.cshtml ファイルで使用されます。 次のマークアップは、 _Layout.cshtml ファイルの最初の数行を示しています。

<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
<head>
    <meta charset="utf-8" />
    <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0" />
    <title>@ViewData["Title"] - Movie</title>
    <link rel="stylesheet" href="~/lib/bootstrap/dist/css/bootstrap.css" />

@*Markup removed for brevity.*@ 行は Razor コメントです。 HTML コメント <!-- --> とは異なり、Razor コメントはクライアントには送信されません。 詳細については、「MDN Web ドキュメント: HTML の概要」をご覧ください。

レイアウトの更新

  1. RazorPagesMovie ではなく、Movie が表示されるように、Pages/Shared/_Layout.cshtml ファイルの <title> 要素を変更します。

    <!DOCTYPE html>
    <html lang="en">
    <head>
        <meta charset="utf-8" />
        <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0" />
        <title>@ViewData["Title"] - Movie</title>
    
  2. Pages/Shared/_Layout.cshtml ファイルで次のアンカー要素を見つけます。

    <a class="navbar-brand" asp-area="" asp-page="/Index">RazorPagesMovie</a>
    
  3. 上の要素を次のマークアップに置き換えます。

    <a class="navbar-brand" asp-page="/Movies/Index">RpMovie</a>
    

    上のアンカー要素はタグ ヘルパーです。 この場合は、アンカー タグ ヘルパーです。 asp-page="/Movies/Index" タグ ヘルパーの属性と値によって、/Movies/IndexRazor ページへのリンクが作成されます。 asp-area 属性の値が空なので、リンクではこの区分が使用されていません。 詳細については、区分に関する記事を参照してください。

  4. 変更内容を保存し、RpMovie リンクを選択してアプリをテストします。 問題がある場合は、GitHub の _Layout.cshtml ファイルを参照してください。

  5. HomeRpMovieCreateEditDelete の各リンクをテストします。 各ページで、ブラウザー タブで表示できるタイトルを設定します。ページをブックマークすると、ブックマークでタイトルが使用されます。

Note

Price フィールドに小数点のコンマを入力できない場合があります。 小数点にコンマ (",") を使い、英語 (米国) 以外の日付形式を使う英語以外のロケールの jQuery 検証をサポートするには、アプリをグローバル化する手順を行う必要があります。 小数点のコンマの追加方法については、こちらの GitHub issue 4076 を参照してください。

Layout プロパティは、Pages/_ViewStart.cshtml ファイルに設定されます。

@{
    Layout = "_Layout";
}

上のマークアップを使用すると、Pages フォルダーのすべての Razor ファイルについて、レイアウト ファイルを Pages/Shared/_Layout.cshtml に設定します。 詳細については、「Layout」 (レイアウト) を参照してください。

Create ページのモデル

Pages/Movies/Create.cshtml.cs ページ モデルを確認します。

using Microsoft.AspNetCore.Mvc;
using Microsoft.AspNetCore.Mvc.RazorPages;
using RazorPagesMovie.Models;

namespace RazorPagesMovie.Pages.Movies
{
#pragma warning disable CS8618
#pragma warning disable CS8602

    public class CreateModel : PageModel
    {
        private readonly RazorPagesMovie.Data.RazorPagesMovieContext _context;

        public CreateModel(RazorPagesMovie.Data.RazorPagesMovieContext context)
        {
            _context = context;
        }

        public IActionResult OnGet()
        {
            return Page();
        }

        [BindProperty]
        public Movie Movie { get; set; }

        // To protect from overposting attacks, see https://aka.ms/RazorPagesCRUD
        public async Task<IActionResult> OnPostAsync()
        {
            if (!ModelState.IsValid)
            {
                return Page();
            }

            _context.Movie.Add(Movie);
            await _context.SaveChangesAsync();

            return RedirectToPage("./Index");
        }
    }
#pragma warning restore CS8618
#pragma warning restore CS8602
}

OnGet メソッドは、ページに必要な状態を初期化します。 [作成] ページには初期化する状態はないため、Page が返されます。 このチュートリアルの後半では、状態を初期化する OnGet の例を示します。 Page メソッドでは、Create.cshtml ページをレンダリングする PageResult オブジェクトが作成されます。

Movie プロパティでは [BindProperty] 属性を使用して、モデル バインドにオプトインします。 [作成] フォームでフォーム値が投稿されると、ASP.NET Core ランタイムが投稿された値を Movie モデルにバインドします。

OnPostAsync メソッドは、ページでフォーム データが投稿されたときに実行されます。

public async Task<IActionResult> OnPostAsync()
{
    if (!ModelState.IsValid)
    {
        return Page();
    }

    _context.Movie.Add(Movie);
    await _context.SaveChangesAsync();

    return RedirectToPage("./Index");
}

モデル エラーがある場合は、投稿されたフォーム データと共にフォームが再表示されます。 ほとんどのモデル エラーは、フォームが投稿される前にクライアント側でキャッチできます。 モデル エラーの例では、日付に変換できない日付フィールドの値が投稿されています。 クライアント側の検証とモデルの検証については、チュートリアルの後半で説明します。

モデル エラーがない場合は、次のようになります。

  • データが保存されます。
  • ブラウザーは Index ページにリダイレクトされます。

Razor の作成ページ

Pages/Movies/Create.cshtmlRazor ページ ファイルを調べます。

@page
@model RazorPagesMovie.Pages.Movies.CreateModel

@{
    ViewData["Title"] = "Create";
}

<h1>Create</h1>

<h4>Movie</h4>
<hr />
<div class="row">
    <div class="col-md-4">
        <form method="post">
            <div asp-validation-summary="ModelOnly" class="text-danger"></div>
            <div class="form-group">
                <label asp-for="Movie.Title" class="control-label"></label>
                <input asp-for="Movie.Title" class="form-control" />
                <span asp-validation-for="Movie.Title" class="text-danger"></span>
            </div>
            <div class="form-group">
                <label asp-for="Movie.ReleaseDate" class="control-label"></label>
                <input asp-for="Movie.ReleaseDate" class="form-control" />
                <span asp-validation-for="Movie.ReleaseDate" class="text-danger"></span>
            </div>
            <div class="form-group">
                <label asp-for="Movie.Genre" class="control-label"></label>
                <input asp-for="Movie.Genre" class="form-control" />
                <span asp-validation-for="Movie.Genre" class="text-danger"></span>
            </div>
            <div class="form-group">
                <label asp-for="Movie.Price" class="control-label"></label>
                <input asp-for="Movie.Price" class="form-control" />
                <span asp-validation-for="Movie.Price" class="text-danger"></span>
            </div>
            <div class="form-group">
                <input type="submit" value="Create" class="btn btn-primary" />
            </div>
        </form>
    </div>
</div>

<div>
    <a asp-page="Index">Back to List</a>
</div>

@section Scripts {
    @{await Html.RenderPartialAsync("_ValidationScriptsPartial");}
}

Visual Studio に、タグ ヘルパーで使用される独特な太字のフォントで次のタグが表示されます。

  • <form method="post">
  • <div asp-validation-summary="ModelOnly" class="text-danger"></div>
  • <label asp-for="Movie.Title" class="control-label"></label>
  • <input asp-for="Movie.Title" class="form-control" />
  • <span asp-validation-for="Movie.Title" class="text-danger"></span>

VS17 view of Create.cshtml page

<form method="post"> 要素はフォーム タグ ヘルパーです。 フォーム タグ ヘルパーには自動的に偽造防止トークンが含まれます。

スキャフォールディング エンジンでは、次のような、(ID を除く) モデルの各フィールドの Razor マークアップが作成されます。

<div asp-validation-summary="ModelOnly" class="text-danger"></div>
<div class="form-group">
    <label asp-for="Movie.Title" class="control-label"></label>
    <input asp-for="Movie.Title" class="form-control" />
    <span asp-validation-for="Movie.Title" class="text-danger"></span>
</div>

検証タグ ヘルパー (<div asp-validation-summary<span asp-validation-for) には検証エラーが表示されます。 検証については、後で詳しく説明します。

ラベル タグ ヘルパー (<label asp-for="Movie.Title" class="control-label"></label>) は、Title プロパティのラベル キャプションと [for] 属性を生成します。

入力タグ ヘルパー (<input asp-for="Movie.Title" class="form-control">) は DataAnnotations 属性を使用し、クライアント側で jQuery 検証に必要な HTML 属性を生成します。

<form method="post"> などのタグ ヘルパーについては、「ASP.NET Core のタグ ヘルパー」を参照してください。

その他の技術情報