Infrastructure Backup サービスを使用した Azure Stack のデータの回復

適用対象:Modular Data Center および Azure Stack Hub ラグド

Azure Stack の Infrastructure Backup サービスを使用して、インフラストラクチャ サービス メタデータをバックアップできます。 これらのバックアップは、インフラストラクチャ サービスの低下を修復するために使用されます。 バックアップには、システム内部のインフラストラクチャ サービスからのデータのみが含まれます。 バックアップ データには、ユーザー データとアプリケーション データは含まれません。 ユーザー データとアプリケーション データは個別に保護する必要があります。

既定では、インフラストラクチャのバックアップはデプロイ時に有効にされます。 これらのバックアップはシステム内部に格納され、高度なサポート ケースでのみアクセスできます。 システムが外部の保存場所にアクセスできる場合は、バックアップがセカンダリ コピーとしてその保存場所にエクスポートされるように、Infrastructure Backup サービスに指示できます。

バックアップ サービスを有効にする前に、要件が満たされていることを確認してください。

Note

Infrastructure Backup サービスには、ユーザー データとアプリは含まれません。 IaaS VM ベースのアプリを保護する方法の詳細については、次の記事をご覧ください。

インフラストラクチャ バックアップ サービス

このサービスには以下の機能が含まれています。

機能 説明
バックアップ インフラストラクチャ サービス Azure Stack で Infrastructure Backup サービスのサブセット全体のバックアップを調整します。
バックアップ データの圧縮と暗号化 バックアップ データは、内部的に格納されるか、またはオペレーターによって指定された外部の保存場所にエクスポートされる前に、システムによって圧縮および暗号化されます。
バックアップ ジョブの監視 バックアップ ジョブが失敗した場合、システムによって問題の解決方法が通知されます。

インフラストラクチャ バックアップ サービスの要件を確認する

  • 保存場所 外部の保存場所に対する信頼性の高いアクセス権がある場合は、複数のバックアップを格納できる Azure Stack インフラストラクチャからアクセス可能なファイル共有が必要です。 Infrastructure Backup サービスの保存場所の選択の詳細については、「バックアップ コントローラーの要件」をご覧ください。

  • 資格情報 保存場所にアクセスできるユーザー アカウントの資格情報が必要です。

次のステップ