Application Insights でのユーザー、セッション、およびイベント分析

ユーザーが Web アプリをいつ使い、どのページに最も興味があり、ユーザーがどこにいて、どのようなブラウザーやオペレーティング システムを使っているかを確認しましょう。 Application Insights サービスを使用してビジネスおよび使用状況テレメトリを分析します。

面グラフが表示されている [ユーザー] タブの画面キャプチャ。

はじめに

Application Insights ポータルの [ユーザー][セッション]、または [イベント] ペインにデータがまだ表示されていない場合は、利用状況ツールの使用方法を確認してください

ユーザー、セッション、およびイベント セグメンテーション ツール

3 つの [使用状況] ペインは同じツールを使用して、これら 3 つの視点から、Web アプリのテレメトリを詳細に分析します。 データをフィルター処理および分割することによって、さまざまなページや機能に関連する使用について分析情報を得ることができます。

  • ユーザー ツール: アプリとその機能を使用したユーザーの数。 ブラウザーの Cookie に格納されている匿名 ID を使用してユーザーがカウントされます。 複数のブラウザーまたはコンピューターを使用する 1 人のユーザーは、複数のユーザーとしてカウントされます。

  • セッション ツール: アプリの特定のページおよび機能を含むユーザー アクティビティのセッション数。 セッションは、ユーザーの非アクティブ状態が 30 分続いた後、または継続した 24 時間の使用の後、リセットされます。

  • イベント ツール: アプリの特定のページと機能が使用された回数。 ページ ビューは、(インストルメント化した場合) ブラウザーがアプリからページを読み込むときにカウントされます。

    カスタム イベントは、アプリでの何らかのイベントの 1 回の発生を表します。 多くの場合、ボタンの選択やタスクの完了などのユーザー操作です。 アプリにコードを挿入してカスタム イベントを生成するか、クリック分析拡張機能を使用します。

Note

匿名 ID を使用して正確なカウントを得る方法に代わる手段については、認証済みの ID に関するドキュメントを参照してください。

[他の分析情報を表示] をクリックすると、次の情報が表示されます。

  • アプリケーションのパフォーマンス: ユーザーの応答性の認識に関連するセッション、イベント、パフォーマンス評価。
  • プロパティ: ブラウザーのバージョン、国または地域、オペレーティング システムなど、最大 6 つのユーザー プロパティを含むグラフ。
  • ユーザーを確認する: ユーザー アクティビティのタイムラインを表示します。

特定のユーザーのクエリ実行

[ユーザー] ツールの上部にあるクエリ オプションを調整して、さまざまなユーザー グループを調査します。

  • 期間: 時間範囲を選択します。
  • 表示: 分析するユーザーのコーホートを選択します。
  • 次を使用した: カスタム イベント、要求、ページ ビューを選択します。
  • イベント: 複数のイベント、要求、ページ ビューを選択します。これにより、必ずしも選択したものすべてではなく、少なくとも 1 つを実行したユーザーが表示されます。
  • 値による x 軸: 時間の範囲によって、または、ブラウザーや市などの別のプロパティによってデータをカテゴリ化する方法を選択します。
  • 次で分割: データの分割またはセグメント化に使用するプロパティを選択します。
  • フィルターの追加: ブラウザー、市などのプロパティに基づいて特定のユーザー、セッション、またはイベントに対するクエリ実行を制限します。

ユーザーを確認する

[Meet your users](ユーザーを確認する) セクションには、現在のクエリに一致する 5 人のサンプル ユーザーについての情報が表示されます。 個人の行動と全体の行動を調査することで、ユーザーがアプリをどのように使用しているかについての分析情報が得られます。

次のステップ