オンプレミスの VMware HCX コネクタを構成する

VMware HCX アドオンをインストールしたら、Azure VMware Solution のプライベート クラウド用にオンプレミスの VMware HCX コネクタを構成する準備ができます。

この記事では、次のことについて説明します。

  • オンプレミスの VMware HCX コネクタを Azure VMware Solution HCX Cloud Manager とペアリングする
  • ネットワーク プロファイル、コンピューティング プロファイル、およびサービス メッシュを構成する
  • アプライアンスの状態を確認し、移行が可能なことを検証する

これらの手順を完了すると、、仮想マシン (VM) の作成と移行のための運用準備ができた環境が得られます。

[前提条件]

サイトのペアリングを追加する

データセンターでは、Azure VMware Solution の VMware HCX Cloud Manager を VMware HCX Manager コネクタと接続またはペアリングできます。

重要

VMware Configuration Maximums ツールでは、オンプレミスの HCX Connector と HCX Cloud Manager との間におけるサイト ペアの最大数は 25 と説明されていますが、ライセンスにより、HCX Advanced Edition では 3 に、HCX Enterprise Edition では 10 に制限されます。

  1. オンプレミスの vCenter にサインインし、 [ホーム] の下の [HCX] を選択します。

  2. [Infrastructure](インフラストラクチャ) で、 [Site Pairing](サイトのペアリング) を選択し、 [Connect To Remote Site](リモート サイトへの接続) オプション (画面の中央) を選択します。

  3. 先ほどメモした Azure VMware Solution HCX Cloud Manager の URL または IP アドレス https://x.x.x.9 と、プライベート クラウドで CloudAdmin ロールを保持しているユーザーの資格情報を入力します。 次に、 [接続](Connect) を選択します。

    注意

    サイト ペアを正常に確立するには、次のようにします。

    • VMware HCX コネクタがポート 443 経由で HCX Cloud Manager IP にルーティングできる必要があります。

    • サイト ペアリング接続には、Active Directory などの外部 ID ソースのサービス アカウントを使用することをお勧めします。 接続済みサービスに個別のアカウントを設定する方法の詳細については、アクセスと ID の概念に関する記事を参照してください。

    Azure VMware Solution の VMware HCX Cloud Manager とオンプレミスの VMware HCX コネクタが接続 (ペアリング) されたことを示す画面が表示されます。

    Azure VMware Solution の HCX Manager と VMware HCX コネクタのペアリングを示すスクリーンショット。

この手順全体の概要については、動画「Azure VMware Solution: HCX サイトのペアリング」を参照してください。

ネットワーク プロファイルを作成する

VMware HCX コネクタによって、複数の IP セグメントを必要とする (自動化) 仮想アプライアンスのサブセットがデプロイされます。 ネットワーク プロファイルを作成するときは、計画段階で特定した IP セグメントを使用します。 4 つのネットワーク プロファイルを作成します。

  • 管理
  • vMotion
  • レプリケーション
  • アップリンク
  1. [インフラストラクチャ] で、 [Interconnect](相互接続) > [Multi-Site Service Mesh](マルチサイト サービス メッシュ) > [Network Profiles](ネットワーク プロファイル) > [Create Network Profile](ネットワーク プロファイルの作成) を選択します。

    vSphere クライアントでネットワーク プロファイルを作成する場所を示すスクリーンショット。

  2. ネットワーク プロファイルごとに、ネットワークとポート グループを選択し、名前を指定して、セグメントの IP プールを作成します。 [作成] を選択します。

    新しいネットワーク プロファイルの詳細のスクリーンショット。

この手順全体の概要については、動画「Azure VMware Solution: HCX ネットワーク プロファイル」を参照してください。

コンピューティング プロファイルを作成する

  1. [Infrastructure](インフラストラクチャ) で、 [Interconnect](相互接続) > [Compute Profiles](コンピューティング プロファイル) > [Create Compute Profile](コンピューティング プロファイルの作成) の順に選択します。

    コンピューティング プロファイルの作成を開始するための選択を示すスクリーンショット。

  2. プロファイルの名前を入力し、 [続行] を選択します。

    コンピューティング プロファイル名の入力と [Continue]\(続行\) ボタンを示すスクリーンショット。

  3. 有効にするサービス (移行、ネットワーク拡張機能、ディザスター リカバリーなど) を選択した後、 [Continue](続行) を選択します。

    注意

    通常、ここでは何も変更されません。

  4. [Select Service Resources](サービス リソースの選択) で、選択した VMware HCX サービスを有効にするためのサービス リソース (クラスター) を 1 つ以上選択します。

  5. オンプレミスのデータセンター内にクラスターが表示されたら、 [続行] を選択します。

    選択されたサービス リソースと [Continue]\(続行\) ボタンを示すスクリーンショット。

  6. [Select Datastore](データストアの選択) で、VMware HCX 相互接続アプライアンスをデプロイするためのデータストア ストレージ リソースを選択します。 その後 [続行] を選択します。

    複数のリソースを選択すると、VMware HCX では容量が使い果たされるまで、最初に選択されたリソースが使用されます。

    選択されたデータ ストレージ リソースと [Continue]\(続行\) ボタンを示すスクリーンショット。

  7. [Select Management Network Profile](管理ネットワーク プロファイルの選択) で、前の手順で作成した管理ネットワーク プロファイルを選択します。 その後 [続行] を選択します。

    管理ネットワーク プロファイルの選択と [Continue]\(続行\) ボタンを示すスクリーンショット。

  8. [Select Uplink Network Profile](アップリンク ネットワーク プロファイルの選択) で、前の手順で作成したアップリンク ネットワーク プロファイルを選択します。 その後 [続行] を選択します。

    アップリンク ネットワーク プロファイルの選択と [Continue]\(続行\) ボタンを示すスクリーンショット。

  9. [Select vMotion Network Profile](vMotion ネットワーク プロファイルの選択) で、前の手順で作成した vMotion ネットワーク プロファイルを選択します。 その後 [続行] を選択します。

    vMotion ネットワーク プロファイルの選択と [Continue]\(続行\) ボタンを示すスクリーンショット。

  10. [Select vSphere Replication Network Profile](vSphere レプリケーション ネットワーク プロファイルの選択) で、前の手順で作成したレプリケーション ネットワーク プロファイルを選択します。 その後 [続行] を選択します。

    レプリケーション ネットワーク プロファイルの選択と [Continue]\(続行\) ボタンを示すスクリーンショット。

  11. [Select Distributed Switches for Network Extensions](ネットワーク拡張機能の分散スイッチの選択) で、レイヤー 2 拡張ネットワーク上の Azure VMware Solution に移行される仮想マシンが含まれるスイッチを選択します。 その後 [続行] を選択します。

    注意

    レイヤー 2 (L2) 拡張ネットワーク上の仮想マシンを移行しない場合は、この手順を省略できます。

    分散仮想スイッチの選択と [Continue]\(続行\) ボタンを示すスクリーンショット。

  12. 接続ルールを確認し、 [Continue](続行) を選択します。

    接続ルールと [Continue]\(続行\) ボタンを示すスクリーンショット。

  13. [Finish](完了) を選択して、コンピューティング プロファイルを作成します。

    コンピューティング プロファイル情報を示すスクリーンショット。

この手順全体の概要については、動画「Azure VMware Solution: コンピューティング プロファイル」を参照してください。

サービス メッシュを作成する

重要

オンプレミスの VMware HCX コネクタの "アップリンク" ネットワーク プロファイル アドレスと Azure VMware Solution HCX クラウドの "アップリンク" ネットワーク プロファイル アドレスの間で、ポート UDP 500/4500 が開いていることを確認します。

  1. [インフラストラクチャ] で、 [相互接続] > [サービス メッシュ] > [サービス メッシュの作成] と選択します。

    サービス メッシュの作成を開始するための選択のスクリーンショット。

  2. 事前設定されたサイトを確認して、Continue(続行) を選択します。

    注意

    これが最初のサービス メッシュ構成である場合は、この画面を変更する必要はありません。

  3. ドロップダウン リストでソースとリモートのコンピューティング プロファイルを選択してから、 [Continue](続行) を選択します。

    選択により、VM で VMware HCX サービスを使用できるリソースが定義されます。

    ソース コンピューティング プロファイルの選択を示すスクリーンショット。

    リモート コンピューティング プロファイルの選択を示すスクリーンショット。

  4. 有効にするサービスを確認したら、 [Continue](続行) を選択します。

  5. [Advanced Configuration - Override Uplink Network profiles](詳細構成 - アップリンク ネットワーク プロファイルのオーバーライド) で、 [Continue](続行) を選択します。

    アップリンク ネットワーク プロファイルにより、リモート サイトの相互接続アプライアンスに到達できるネットワークに接続されます。

  6. [詳細構成 - ネットワーク拡張機能アプライアンスのスケールアウト] で、内容を見直して [続行] を選択します。

    アプライアンスあたり最大 8 個の VLAN を設定できますが、もう 1 つのアプライアンスをデプロイしてさらに 8 個の VLAN を追加できます。 また、追加のアプライアンスに対処するための IP 空間が必要です。アプライアンスごとに 1 つの IP アドレスが必要になります。 詳細については、「VMware HCX Configuration Limits (VMware HCX の構成の制限)」を参照してください。

    VLAN 数を増やす場所を示すスクリーンショット。

  7. [Advanced Configuration - Traffic Engineering](詳細構成 - トラフィック エンジニアリング) で、内容を見直して必要と思われる変更を加えたら、 [Continue](続行) を選択します。

  8. トポロジのプレビューを確認し、 [Continue](続行) を選択します。

  9. このサービス メッシュのためにわかりやすい名前を入力し、 [完了] を選択して完了します。

  10. [タスクを表示] を選択してデプロイを監視します。

    タスクを表示するためのボタンを示すスクリーンショット。

    サービス メッシュのデプロイが正常に完了すると、サービスが緑色で表示されます。

    サービスの緑色のインジケーターを示すスクリーンショット。

  11. アプライアンスの状態を調べてサービス メッシュの正常性を確認します。

  12. [Interconnect](相互接続) > [Appliances](アプライアンス) の順に選択します。

    アプライアンスの状態を確認するための選択を示すスクリーンショット。

    注意

    サービス メッシュを確立すると、プライベート クラウドに新しいデータストアと新しいホストが表示されることがあります。 これは、サービス メッシュを確立した後のまったく正常な動作です。

    HCX サービス メッシュのデータストアとホストを示すスクリーンショット。

この手順全体の概要については、動画「Azure VMware Solution: サービス メッシュ」を参照してください。

ネットワーク拡張機能を作成する

これはオプションの手順であり、オンプレミス環境から Azure VMware Solution までネットワークを拡張します。

  1. [Services](サービス) で、 [Network Extension](ネットワーク拡張機能) > [Create a Network Extension](ネットワーク拡張機能の作成) の順に選択します。

    ネットワーク拡張機能の作成を開始するための選択を示すスクリーンショット。

  2. Azure VMware Solution へと拡張する各ネットワークを選択し、 [Next](次へ) を選択します。

    ネットワークの選択を示すスクリーンショット。

  3. 拡張しようとしているネットワークごとに、オンプレミス ゲートウェイの IP を入力してから、 [送信] を選択します。

    ゲートウェイ IP アドレスの入力を示すスクリーンショット。

    ネットワークの拡張が完了するまでに数分かかります。 完了すると、状態が [Extension complete](拡張完了) に変わります。

    拡張完了の状態を示すスクリーンショット。

この手順全体の概要については、ビデオ「Azure VMware Solution: ネットワーク拡張機能」を参照してください。

次のステップ

HCX の相互接続トンネルの状態が [UP](アップ) で緑色である場合は、VMware HCX を使用して、Azure VMware Solution VM の移行と保護を行う準備ができています。 Azure VMware Solution では、ワークロードの移行がサポートされています (ネットワーク拡張機能を使用または不使用)。 vSphere 環境のワークロードも、オンプレミスにネットワークを作成し、それらのネットワークに VM をデプロイして、移行できます。 詳細については、VMware HCX のドキュメントを参照してください。