Bing Search API の利用と表示の要件

警告

2020 年 10 月 30 日に、Bing Search API は Azure AI サービスから Bing Search サービスに移行されました。 このドキュメントは、参考用としてのみ提供されています。 更新されたドキュメントについては、Bing search API のドキュメントを参照してください。 Bing 検索用の新しい Azure リソースを作成する手順については、「Azure Marketplace から Bing Search リソースを作成する」を参照してください。

この使用/表示要件は、次の Bing Search API のコンテンツと関連情報 (リレーションシップ、メタデータ、その他のシグナルを含む) を実装するあらゆる場合に適用されます。

  • Bing Custom Search
  • Bing Entity Search
  • Bing Image Search
  • Bing News Search
  • Bing Video Search
  • Bing Visual Search
  • Bing Web Search
  • Bing Spell Check
  • Bing Autosuggest

定義

期間 説明
Answer 応答で返される結果のカテゴリ。 たとえば、Bing Web Search API からの応答には、Web ページの結果、画像、ビデオ、ニュースの各カテゴリの回答が含まれていることがあります。
Response Search API の単一の呼び出しにより取得される回答すべてと、その関連データ。
結果 回答に含まれる情報項目。 たとえば、1 つのニュース記事に関連するデータのセットは、ニュース回答の結果です。
検索 API Bing Custom Search API、Bing Entity Search API、Bing Image Search API、Bing News Search API、Bing Video Search API、Bing Visual Search API、Local Business Search API、Bing Web Search API の総称。

Bing Spell Check と Bing Autosuggest API の制限

次の行為は禁止とします。

  • Bing Spell Check API または Bing Autosuggest API から受信した何らかのデータをコピー、保存、キャッシュすること。
  • 機械学習またはこれに類するアルゴリズム処理の一環として、Bing Spell Check API または Bing Autosuggest API から取得したデータを使用すること。 このようなデータは、お客様または第三者が提供する新規または既存のサービスをトレーニング、評価、または改良することを目的として使用しないでください。
  • Bing Spell Check または Bing Autosuggest API から受け取ったデータを、一般的な Web 検索エンジン、大規模な言語モデル、または広告ネットワークのコンテンツと同じページに表示します。

Bing Search API

注意

このセクションの要件は Search API のみに適用されます。Bing Spell Check と Bing Autosuggest は適用対象外です。

インターネット検索エクスペリエンスの要件

応答で返されるデータはいずれも、インターネット検索エクスペリエンスに限り利用が認められます。 インターネット検索エクスペリエンスとは、次のようにコンテンツが表示されることを意味します。

  • エンド ユーザーによる直接のクエリなど、ユーザーの検索の関心事項および意図を表す情報 (ユーザーが指定した検索クエリなど) に対する応答として表示され、かつ、そのような情報との間に関連性がある。

  • ユーザーが応答のデータ ソースを見つけ、そこに移動することを支援する。 たとえば、応答内のハイパーリンクからクリック可能なリンクを提供します。

  • 複数の結果が含まれ、ユーザーはそれから選択できる。

  • ユーザーが検索できるように配置されている。

  • コンテンツがインターネット検索の結果であることを視覚的に示す。 たとえば、コンテンツが "Web から" 取得されたことが明記されます。

  • その他、Bing Search API が適用される法律に違反せず、いかなる第三者の権利をも侵害しないようにするための諸対策が適切に施されている。 どのような対策が適切であるかについては、法律顧問にご相談ください。

以上のインターネット検索エクスペリエンスに関する要件の唯一の例外は、この記事で後ほど説明する URL 探索に関するものです。

制限

次の行為は禁止とします。

  • 応答に含まれるデータをコピー、保存、キャッシュすること (「サービスの継続性」で許可されている範囲での保有期間を除く)。

  • 機械学習またはこれに類するアルゴリズム処理の一環として、Search API から取得したデータを使用すること。 このようなデータは、お客様または第三者が提供する新規または既存のサービスをトレーニング、評価、または改良することを目的として使用しないでください。

  • 検索 API から受け取ったデータを、一般的な Web 検索エンジン、大規模な言語モデル、または広告ネットワークのコンテンツと同じページに表示します。

  • 結果のコンテンツを変更すること (他の要件に違反しない方法で形式を変更する行為は除きます)。ただし、法律に定めがある場合または Microsoft が同意している場合には、この限りではありません。

  • 結果のコンテンツに関連付けられている帰属情報と URL を省略すること。

  • 順序またはランクが付く場合、回答に結果を表示する順序を変更すること (省略を含む)。ただし、法律の定めがある場合または Microsoft が同意している場合、この限りではありません。

    注意

    この要件は、Bing Custom Search API のポータルを介して実行された順序変更には適用されません。

  • 応答に含まれる他のコンテンツを、応答のコンテンツの一部であるとユーザーに誤解させるような方法で表示すること。

  • Microsoft によって提供されたものではない広告を、応答を一部でも表示しているページに表示すること。

  • 次の応答が含まれるページに広告を表示すること。

    • Bing Image Search API、Bing News Search API、Bing Video Search API、Bing Visual Search API からの応答。
    • 画像、ニュース、動画、ビジュアルの検索結果に主として (あるいはそれだけに) 絞り込まれた/限定された応答。

通知とブランディング

次の処理が必要です。

  • ユーザーが検索クエリを入力できるユーザー エクスペリエンス (UX) の近くの目立つ位置に、Microsoft のプライバシーに関する声明 をリンク先とする有効なハイパーリンクを配置してください。 そのハイパーリンクのラベルは、"Microsoft のプライバシーに関する声明" とします。

  • ユーザーが検索クエリを入力できるユーザー エクスペリエンス (UX) の近くの目立つ位置に、「Bing Trademark Usage Guidelines (Bing の商標利用ガイドライン)」に従って Bing のブランド表示を配置してください。 配置するブランド表示では、インターネット検索エクスペリエンスに Microsoft の技術を利用していることをユーザーに明示する必要があります。

  • Bing Web Search API、Bing Image Search API、Bing News Search API、Bing Video Search API、Bing Visual Search API により表示される応答 (または応答の一部) のそれぞれには、Microsoft の名を示した帰属表示を掲載することができます。ただし、お客様による利用について Microsoft が書面により別段の指定をした場合には、この限りではありません。 この点については、「Bing Trademark Usage Guidelines (Bing の商標利用ガイドライン)」で説明しています。

次の行為は禁止とします。

  • Bing Custom Search API により表示される応答 (または応答の一部) に、Microsoft の名を示した帰属表示を掲載すること。ただし、お客様による特定の利用について Microsoft が書面により別段の指定をした場合には、この限りではありません。

応答の転送

メッセージング アプリやソーシャル メディアの投稿を通じてユーザーが Search API からの応答を別のユーザーに転送することが許可されている場合は、次の要件が適用されます。

  • 転送される応答は、次の条件を満たす必要があります。
    • 転送元のユーザーの元に表示された応答のコンテンツに変更を加えていないコンテンツで構成されていること (形式を変更することは問題ありません)。
    • メタデータ形式のデータが含まれていないこと。
    • Bing Web Search API、Bing Image Search API、Bing News Search API、Bing Video Search API、Bing Visual Search API からの応答については、その応答が Bing を利用しているインターネット検索エクスペリエンスにより得られたものである旨の文言を表示すること。 たとえば、"Powered by Bing"、"Bing でこの画像の詳細を確認する" などの文言を表示したり、Bing ロゴを使用したりする方法が考えられます。
    • Bing Custom Search API からの応答については、その応答がインターネット検索エクスペリエンスにより得られたものである旨の文言を表示すること。 たとえば、"この検索結果の詳細を確認する" などの文言を表示する方法が考えられます。
    • 応答を生成するために使用したクエリの全文を目立つように表示すること。
    • 応答の基になるソースをリンク先とするリンク、または同じソースを対象とした類似の帰属表示を、目立つように配置すること。これは、直接的なものであっても、検索エンジン (bing.com、m.bing.com、またはお客様独自のカスタム検索エンジン) を経由したものであっても問題ありません。
  • 応答の転送を自動化することは、許可されていません。 転送は、応答を転送する意思を明確に示すユーザー操作によって開始される必要があります。
  • ユーザーに転送を許可できる応答は、転送元ユーザーのクエリを受けて表示された応答だけです。

サービスの継続性

Search API 応答のデータは、コピー、保存、またはキャッシュしないでください。 ただし、サービスのアクセスとデータの表示の継続性を実現するために、以下の条件を満たす場合にのみ、結果を保持することができます。

Device

ユーザーがデバイスに検索結果を保持できる期間は、(i) クエリの時刻から 24 時間、または (ii) 新しい結果を取得するためにユーザーが別のクエリを送信するまでの間のいずれか短い方にする必要があります。また、保持した結果の用途は次のいずれかに限られます。

  • ユーザーのデバイスで過去に返された結果に同じユーザーがもう一度アクセスできるようにする (サービスの中断が発生した局面などを想定しています)。
  • ユーザーのシグナルに基づきユーザーのニーズを予測して事前にカスタマイズしたクエリについて、返された結果を保存する (サービスの中断が予想される局面などを想定しています)。

サーバー

以下の用途に使用する場合に限り、1 名のユーザーに固有の結果を、お客様が管理しているサーバーに安全に保持し、表示することができます。

  • お客様のソリューションにおいて、過去にそのユーザーに対して返された結果の履歴に関するレポートを提供する。 (i) 結果はエンド ユーザーの最初のクエリの時刻から 21 日を超える期間保持してはなりません。また、(ii) 保持した結果をユーザーが新たに実行したクエリまたは再度実行したクエリに対する応答として表示することも認められません。
  • ユーザーのシグナルに基づきユーザーのニーズを予想して事前にカスタマイズしたクエリについて、返された結果を保存する。 検索結果を保持できる期間は、(i) クエリの時刻から 24 時間、または (ii) 新しい結果を取得するためにユーザーが別のクエリを送信するまでの間のいずれか短い方となります。

結果を保持するときは、あるユーザーの結果を他のユーザーの結果と混合しないようにしてください。 つまり、各ユーザーの結果は別個に保持および配信する必要があります。

全般

保持している結果を表示する場合には、必ず次の条件を満たす必要があります。

  • クエリを送信した時刻を明確に示す通知が含まれている。
  • クエリを再実行して新しい結果を取得するためのボタンやそれに準じる方法をユーザーに提供している。
  • 結果の表示に Bing のブランド表示が維持されている。
  • 保存されている結果が、指定された期限までに削除される (さらに、必要があれば新しいクエリにより結果が更新される)。

非表示の URL 探索

非インターネット検索エクスペリエンスで検索の応答を使用することは、ユーザーや顧客からのクエリに対応して情報のソースの URL を探索することが目的である場合にだけ許可されます。 このような URL は、お客様が提供するレポートまたはこれに類する応答にコピーすることができます。ただし、次の条件を満たす必要があります。

  • 当該レポートまたはそれに類する応答が、クエリに対する応答として、そのクエリを実行したユーザーまたは顧客のみに提供されるものであること。
  • 当該応答またはそれに類する応答に、そのクエリに関係があり、かつ十分な量の価値が追加されたコンテンツが含まれていること。

Search API の利用と表示の要件のうち、このセクションよりも前の各セクションで示した内容はいずれも、次の要件を除き、非表示の利用については適用されません。

  • 上記のとおり例外的に URL のコピーが認められる場合を除き、検索に対する応答から得られたデータもしくはコンテンツ、または検索に対する応答から派生したデータまたはコンテンツをキャッシュ、コピー、または保存しないでください。
  • Search API から取得したデータ (URL を含む) の利用にあたっては、適用される法律に違反せず、第三者の権利を侵害することもないようにしてください。
  • 検索インデックス、機械学習、またはこれらに類するアルゴリズム処理の一環として、Search API から取得したデータ (URL を含む) を使用しないでください。 このようなデータを、お客様または第三者が提供するサービスの作成、トレーニング、評価、または改良を目的として使用することは認められません。

GDPR コンプライアンス

欧州連合一般データ保護規則 (GDPR) の下で個人データに該当し、Search API、Bing Spell Check API、または Bing Autosuggest API の呼び出しに関連して処理されるデータについては、お客様と Microsoft のどちらも、GDPR に定める独立したデータ管理者となりますのでご了承ください。 お客様は、自己による GDPR の遵守について単独で責任を負うものとします。