IngestionTime ポリシー
IngestionTime ポリシーは、テーブルに対して設定 (有効に) できるオプションのポリシーです。
有効にすると、Kusto は $IngestionTime
という名前の非表示の datetime
列をテーブルに追加します。
新しいデータが取り込まれるたびに、インジェストの時刻が非表示の列に記録されるようになりました。
その時間は、データがコミットされる直前に Kusto クラスターによって測定されます。
Note
すべてのレコードには独自の $IngestionTime
値があります。
インジェスト時間列は非表示になっているため、その値を直接クエリすることはできません。
代わりに、ingestion_time() という特殊な関数によってその値が取得されます。 テーブルに datetime
列がない場合、またはレコードの取り込み時に IngestionTime ポリシーが有効になっていない場合は、null 値が返されます。
IngestionTime ポリシーは、次の 2 つの主なシナリオ用に設計されています。
ユーザーがデータの取り込み中の待機時間を見積もることができるようになります。 ログ データを含む多くのテーブルにはタイムスタンプ列があります。 タイムスタンプ値はソースによって入力され、レコードが生成された時刻を示します。 その列の値をインジェスト時間列と比較することで、データを取り込む待機時間を推定できます。
Note
ソースと Kusto は必ずしもクロックを同期しているわけではないため、計算値は推定となります。
ユーザーが 連続するクエリ を発行できるデータベース カーソルをサポートするため、クエリは前回のクエリ以降に取り込まれたデータに制限されます。
詳しくは、 IngestionTime ポリシーを管理するための管理コマンドを参照してください。
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