basket プラグイン

basket プラグインでは、データ内の属性の頻繁なパターンを検出し、そのデータ内に頻度しきい値を渡すパターンを返します。 パターンは、1 つまたは複数の列にわたって同じ値が含まれる行のサブセットを表します。 basket プラグインは、元々バスケット分析データ マイニング向けに開発された Apriori アルゴリズムに基づいています。

構文

T | evaluatebasket([ しきい値,WeightColumn,MaxDimensions,CustomWildcard,CustomWildcard, ... ])

構文規則について詳しく知る。

パラメーター

名前 必須 説明
しきい値 long double頻度と見なされる行の最小比率を設定する 0.015 から 1 の範囲の 。 より少ない率のパターンは返されません。 既定値は 0.05 です。 既定値を使用するには、チルダ を入力します。 ~

例: T | evaluate basket(0.02)
WeightColumn string 指定した重さに従って入力の各行を考慮するために使用する列名。 、、 などのintlongreal数値型列の名前を指定する必要があります。 既定では、各行の重みは 1 です。 既定値を使用するには、チルダ を入力します。 ~ weight 列の一般的な使用方法は、既に各行に埋め込まれているデータのサンプリングまたはバケット/集計を考慮することです。

例: T | evaluate basket('~', sample_Count)
MaxDimensions int バスケットごとの非相関ディメンションの最大数を設定します。既定では、クエリの実行時間を最短にするために制限されています。 既定値は 5 です。 既定値を使用するには、チルダ を入力します。 ~

例: T | evaluate basket('~', '~', 3)
CustomWildcard string 現在のパターンにこの列に対する制限がないことを示す特定の種類のワイルドカード値を結果テーブルに設定します。 既定値は、既定値が null 空の文字列である文字列列を除きます。 既定値がデータの適切な値である場合は、別のワイルドカード値 (* など) を使用する必要があります。 既定値を使用するには、チルダ を入力します。 ~

例: T | evaluate basket('~', '~', '~', '*', int(-1), double(-1), long(0), datetime(1900-1-1))

注意

省略可能なパラメーターの後に省略可能なパラメーターを指定するには、前の省略可能なパラメーターの値を指定してください。 詳細については、「 オプション パラメーターの操作」を参照してください。

戻り値

basket プラグインからは、比率のしきい値を渡す頻繁なパターンが返されます。 既定のしきい値は 0.05 です。

各パターンは、結果内の行によって表されます。 最初の列はセグメント ID です。 次の 2 つの列は、パターンに一致する元のクエリからの countpercentage of rows です。 残りの列は、元のクエリに関連しており、列からの特定の値か、またはワイルドカード値 (既定では null で、変数値を意味する) のいずれかです。

注意

アルゴリズムでは、サンプリングを使用して初期の頻度の値が決定されます。 その結果、頻度がしきい値に近いパターンについては、複数の実行の間で結果がわずかに異なる可能性があります。

StormEvents
| where monthofyear(StartTime) == 5
| extend Damage = iff(DamageCrops + DamageProperty > 0 , "YES" , "NO")
| project State, EventType, Damage, DamageCrops
| evaluate basket(0.2)

出力

セグメント ID Count Percent EventType 損害 DamageCrops
0 4574 77.7 NO 0
1 2278 38.7 ひょう NO 0
2 5675 96.4 0
3 2371 40.3 ひょう 0
4 1279 21.7 雷雨風 0
5 2468 41.9 ひょう
6 1310 22.3 YES
7 1291 21.9 雷雨風

カスタム ワイルドカードを使用した例

StormEvents
| where monthofyear(StartTime) == 5
| extend Damage = iff(DamageCrops + DamageProperty > 0 , "YES" , "NO")
| project State, EventType, Damage, DamageCrops
| evaluate basket(0.2, '~', '~', '*', int(-1))

出力

セグメント ID Count Percent EventType 損害 DamageCrops
0 4574 77.7 * * NO 0
1 2278 38.7 * ひょう NO 0
2 5675 96.4 * * * 0
3 2371 40.3 * ひょう * 0
4 1279 21.7 * 雷雨風 * 0
5 2468 41.9 * ひょう * -1
6 1310 22.3 * * YES -1
7 1291 21.9 * 雷雨風 * -1