マイクロソフトのグローバル ネットワーク

マイクロソフトは、世界最大規模のバックボーン ネットワークの 1 つを所有し、運営しています。 このグローバルで洗練されたアーキテクチャが、165,000 マイルを超える距離にわたって、データセンターと顧客をつないでいます。

毎日、世界中のお客様が、Microsoft Azure、Bing、Dynamics 365、Microsoft 365、Xbox を始めとするマイクロソフトのサービスに接続し、何兆もの要求をこれらのサービスに渡しています。 種類にかかわらず、顧客がマイクロソフトのサービスに期待するのは、即時の信頼性と応答性です。

マイクロソフトのグローバル ネットワーク (WAN) は、優れたクラウド エクスペリエンスの提供の中心部です。 このグローバル ネットワークは、世界各地に戦略的に配置された 61 の Azure リージョンと膨大なエッジ ノード網全体にわたってマイクロソフトのデータセンターをつなげ、可用性、容量、柔軟性のすべてを提供することであらゆる需要に応えます。

Microsoft global network

最高のクラウド ネットワークの実現

Microsoft クラウドを使用していれば、考えられる最高のエクスペリエンスを選ぶことは簡単です。 戦略的に配置されたエッジ ノードを経由して、お客様のトラフィックがこのグローバル ネットワークに入った瞬間から、データは最適なルートを通ってほぼ光速で移動します。 これにより、最高のパフォーマンスを得るための最適な待機時間が保証されます。 これらのエッジ ノードはすべて、175 を超える場所で、何千もの接続を介して、4,000 を超えるインターネット パートナー (ピア) に相互接続されています。これにより、Microsoft の相互接続戦略の根幹が築かれています。

ロンドンから東京への接続であれ、ワシントン DC からロサンゼルスへの接続であれ、ネットワーク パフォーマンスは定量化され、待機時間、ジッター、パケット損失、スループットなどの影響を受けます。 マイクロソフトでは、トランジット リンクとは対照的に、直接相互接続を優先的に使用します。これによって応答トラフィックの対称性が保たれ、ホップ、ピアリング パーティ、およびパスをできるだけ短くシンプルに保ちやすくなります。

たとえば、ロンドンのユーザーが東京のサービスにアクセスしようとすると、インターネット トラフィックはロンドンのエッジのいずれかに送信され、フランスを経由して Microsoft WAN に送信され、ヨーロッパとインドの間のインド洋横断経路を通過し、サービスがホストされている日本に到達します。 応答トラフィックは、対称になります。 これは cold-potato routing (コールド ポテト ルーティング) とも呼ばれ、トラフィックは、渡されるまで可能な限りマイクロソフトのネットワークに留まります。

ところで、それは、Microsoft サービスを使用するときの一切かつすべてのトラフィックを意味するのでしょうか。 はい。最適なパフォーマンスと整合性を保証するために、Microsoft Azure 内のデータセンター間、または Virtual Machines、Microsoft 365、Xbox、SQL DB、Storage、仮想ネットワークなどの Microsoft サービス間のあらゆるトラフィックはこのグローバル トラフィック内でルーティングされ、決してパブリック インターネットを経由しません。

マイクロソフトのクラウドおよびオンライン サービスの劇的な成長を促進しつつ、一貫した高水準のサービス レベルを維持するためには、メトロ、地上、海底の各経路でファイバーの容量と多様性への莫大な投資が不可欠です。 このグローバル ネットワークに最近加わったものには、ビルバオ (スペイン) とバージニアビーチ (米バージニア州) を結ぶ業界初の海中経由 Open Line System (OLS) である MAREA 海底ケーブルがあります。このほか、米ニューヨークとダブリン (アイルランド) を結ぶ AEC や、東京 (日本) とポートランド (米オレゴン州) を結ぶ New Cross Pacific (NCP) があります。

マイクロソフトのネットワークはお客様のネットワーク

マイクロソフトでは、常に最適なパフォーマンスを保証するために、ネットワークへの大規模な投資と共に 20 年の経験を重ねてきました。 企業はマイクロソフトのネットワーク資産を最大限に活用し、先進的なオーバーレイ アーキテクチャをその上に構築することができます。

Microsoft Azure はサービスと機能の最も豊富なポートフォリオを提供しているため、お客様はどこでも、すばやく簡単に構築、拡張し、ネットワーク要件を満たすことができます。 マイクロソフトの接続サービス ファミリは、リージョン間の仮想ネットワーク ピアリング、ハイブリッド、クラウド内のポイント対サイトおよびサイト対サイトのアーキテクチャから、グローバル IP トランジット シナリオにまで及びます。 独自のデータセンターやネットワークを Azure に接続することを検討している企業や、大量のデータ インジェストまたはトランジットのニーズがあるお客様向けに、ExpressRouteExpressRoute Direct では、世界各地のピアリング拠点にて最大 100 Gbps の帯域幅でマイクロソフトのグローバル ネットワークに直接接続するオプションを提供します。

ExpressRoute Global Reach は、サービス プロバイダーの WAN 実装を補完し、世界各地のオンプレミス サイトを接続するために設計されています。 グローバルに事業を展開するお客様は、希望するローカルのサービス プロバイダーと組み合わせて ExpressRoute Global Reach を使用すれば、Microsoft グローバル ネットワークを利用してお客様のすべてのグローバル サイトを接続できます。 Azure Virtual WAN を使えば、お客様の新しいネットワークをクラウド (WAN) に拡張し、多数のブランチ サイトを網羅することができます。このサービスでは、顧客構内設備 (CPE) と呼ばれる SDWAN および VPN デバイスと、使いやすくて自動化された組み込みの接続および構成管理を使って、お客様のブランチを Microsoft グローバル ネットワークにシームレスに接続することができます。

グローバル VNet ピアリングを使用すれば、お客様は 2 つ以上の Azure 仮想ネットワークをリージョン間でシームレスに接続できます。 ピアリングされた仮想ネットワークは、見かけ上 1 つのネットワークとして機能します。 ピアリングされた仮想ネットワークに存在する仮想マシン間のトラフィックはマイクロソフトのバックボーン インフラストラクチャを介して、"プライベート" IP アドレスのみを使った同一仮想ネットワーク内の仮想マシン間のトラフィックと同じようにルーティングされます。

ソフトウェアが定義するイノベーションを用いた適切な管理

マイクロソフトは、世界有数のクラウドの運営を通じて、高性能グローバル インフラストラクチャの構築と管理の分野で多くの知見と経験を積み重ねてきました。

また、一連の厳格な運用原則を遵守します。

  • ネットワークの各層にわたって最高レベルのスイッチ ハードウェアを使用する。
  • エンド ユーザーにまったく影響を与えずに新しい機能をデプロイする。
  • 更新プログラムのロールアウトは、全体的な安全性と信頼性を確保しながら、できるだけ早く完了させる。 週単位ではなく時間単位。
  • クラウド規模の詳細なテレメトリと、完全に自動化された障害軽減策を活用する。
  • ネットワークのすべてのハードウェア要素を制御するために、統一されていてソフトウェアにより定義されたネットワーク技術を使用する。 重複を排除し、障害を減らす。

これらの原則は、ホスト ネットワーク インターフェイス、スイッチング プラットフォーム、データセンター内のネットワーク機能 (ロード バランサーなど) から、マイクロソフトのトラフィック エンジニアリング プラットフォームや光ネットワークを用いて構築された WAN に至るまで、ネットワークのすべての階層に適用されます。

Azure とそのネットワークの急激な成長は、グローバル ネットワークの運用管理において人間の直感に頼ることがもはや不可能になったことを認めざるを得ない段階に達しました。 ネットワークの長期的、中期的、そして短期的な変化を検証するニーズを満たすために、マイクロソフトでは、実稼働ネットワークを合成的にミラー化およびエミュレートするプラットフォームを開発しました。 ミラー化された環境を作成して、何百万回でもシミュレーションを実行できるため、ソフトウェアやハードウェアの変更とその影響を、実稼働のプラットフォームやネットワークにコミットする前にテストすることが可能になります。

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