Microsoft Power BI Embedded とは何ですか?

Power BI Embeddedを使用すると、Web アプリケーションやモバイル アプリケーションに Power BI レポートを統合することができます。

Power BI Embedded は、ISV やアプリケーション開発者がアプリケーション内で Power BI データ エクスペリエンスを実現することを可能にする Azure サービスです。 開発者が作成したアプリケーションは、それぞれにユーザーが存在し、異なる機能セットを備えています。 これらのアプリケーションには、Microsoft Power BI Embedded に対応できるようになったグラフやレポートなどのデータ要素が組み込まれていることもあります。 Power BI アカウントがなくても、アプリケーションを使用できます。 これまでと同様にアプリケーションにサインインし、Power BI のレポートを表示して操作することができます。追加のライセンスは不要です。

Microsoft Power BI Embedded のライセンス

Microsoft Power BI Embedded の使用モデルでは、Power BI のライセンスはエンドユーザーの責任ではありません。 代わりに、ビジュアルを使用するアプリケーションの開発者がセッションを購入します。レンダーの料金は、それらのリソースを所有するサブスクリプションに課金されます。 追加の情報については、価格に関するページをご覧ください。

Microsoft Power BI Embedded の概念モデル

Azure の他のサービスと同様に、Azure Resource Manager API を使用して Power BI Embedded のリソースがプロビジョニングされます。 この場合、プロビジョニング対象のリソースは Power BI ワークスペース コレクションです。

ワークスペース コレクション

ワークスペース コレクションは、0 個以上のワークスペースが含まれた、リソースの最上位 Azure コンテナーです。 ワークスペースコレクションには、すべての標準 Azure プロパティだけでなく、次の要素があります。

  • アクセス キー – Power BI API を安全に呼び出すときに使用されるキーです (後述)。
  • ユーザー – Azure Portal または Azure Resource Manager API を使用して Power BI ワークスペース コレクションを管理する管理者権限を持つ Azure Active Directory (AAD) ユーザーです。
  • リージョンワークスペース コレクションのプロビジョニングの一環として、プロビジョニング先のリージョンを選択できます。 詳細については、「 Azure のリージョン」をご覧ください。

ワークスペース

ワークスペースは、Power BI コンテンツのコンテナーであり、データセットとレポートを含めることができます。 ワークスペース は、最初に作成された時点では空です。 Power BI Desktop を使用してコンテンツを作成し、Power BI Import API を使用して、PBIX をワークスペースにプログラムでデプロイします。 また、Power BI Desktop を使用する代わりに、プログラムでデータセットを作成し、アプリケーション内でレポートを作成することもできます。

ワークスペース コレクションとワークスペースの使用

ワークスペース コレクションワークスペースは、作成するアプリケーションの設計に最適な方法で使用、構成されるコンテンツのコンテナーです。 ワークスペース コレクションとワークスペースの中では、多様な方法でコンテンツを構成できます。 1 つのワークスペースにすべてのコンテンツを配置してから、後でアプリ トークンを使用して、顧客の間でコンテンツをさらに細かく分割することができます。 顧客が分離されるように、複数の個別ワークスペースにすべての顧客を配置することもできます。 または、顧客別ではなくリージョン別にユーザーを構成することもできます。 この柔軟な設計により、コンテンツの最適な構成方法を選択できます。

キャッシュされたデータセット

キャッシュされたデータセットを使用できます。 ただし、キャッシュされたデータは、 Microsoft Power BI Embeddedへの読み込み後に更新することはできません。 キャッシュされたデータセットとは、DirectQuery を使用する代わりに Power BI Desktop にデータをインポートしたことを意味します。

アプリ トークンを使用した認証と承認

Microsoft Power BI Embedded では、必要なユーザーの認証と承認の実行をすべてアプリケーションに委ねます。 エンド ユーザーは Azure Active Directory (Azure AD) の顧客でなければならないという明示的な要件はありません。 代わりに、アプリケーションがアプリケーション認証トークン (アプリ トークン) を使用して、Power BI レポートのレンダリングの承認を Microsoft Power BI Embedded に伝えます。 これらの アプリ トークン は、アプリケーションがレポートをレンダリングするときに必要に応じて生成されます。

アプリケーション認証トークン (アプリ トークン) は、Microsoft Power BI Embedded に対する認証に使用されます。 アプリ トークンには、次の 3 種類があります。

  1. プロビジョニング用トークン - ワークスペース コレクションに新しいワークスペースをプロビジョニングするときに使用されます。
  2. 開発用トークン - Power BI REST API
  3. 埋め込み用トークン - 埋め込まれた iframe でのレポートのレンダリングのために呼び出しを行うときに使用されます。

これらのトークンは、 Microsoft Power BI Embeddedとのやり取りのさまざまなフェーズに使用されます。 トークンは、許可をアプリから Power BI に委任できるように設計されています。 詳細については、 アプリ トークンのフローに関するページを参照してください。

アプリケーション内でのレポートの作成または編集

Power BI Desktop を使用せずに、既存のレポートを編集したり、アプリケーションで直接新しいレポートを作成したりできるようになりました。 そのためには、ワークスペース内にデータセットが存在する必要があります。

関連項目

Common Microsoft Power BI Embedded scenarios (Microsoft Power BI Embedded の一般的なシナリオ)
Microsoft Power BI Embedded の概要
Get started with Microsoft Power BI Embedded sample (Microsoft Power BI Embedded のサンプルの使用)
レポートの埋め込み
Power BI Embedded での認証と承認
JavaScript による埋め込みのサンプル
PowerBI-CSharp Git リポジトリ
PowerBI-Node Git リポジトリ
ご質問は、 Power BI コミュニティで尋ねてみてください。