Azure Import/Export ジョブの診断とエラーからの回復

Azure Import/Export サービスでは、処理対象の各ドライブについて、関連付けられたストレージ アカウント内にエラー ログが作成されます。 Put Job または Update Job Properties 操作を呼び出すときに LogLevelプロパティを Verbose に設定すれば、詳細ログを有効にすることもできます。

既定では、ログは waimportexport という名前のコンテナーに書き込まれます。 Put Job または Update Job Properties 操作を呼び出す際に DiagnosticsPath プロパティを設定することで、異なる名前を指定できます。 ログは、次の命名規則を使用してブロック BLOB として保存されます: waies/jobname_driveid_timestamp_logtype.xml

ジョブのログの URI は、Get Job 操作を呼び出すことで取得できます。 詳細ログの URI は、各ドライブの VerboseLogUri プロパティで返されます (エラー ログの URI は、ErrorLogUri プロパティで返されます)。

ログ データは、次の問題を特定するために使用できます。

ドライブ エラー

ドライブ エラーとして分類される項目は次のとおりです。

  • マニフェスト ファイルへのアクセス時や読み取り時に発生したエラー

  • 不適切な BitLocker キー

  • ドライブの読み取り/書き込みエラー

BLOB エラー

BLOB エラーとして分類される項目は次のとおりです。

  • 不適切または競合する BLOB や名前

  • 不足しているファイル

  • 見つからない BLOB

  • 切り捨てられたファイル (ディスク上のファイルが、マニフェストで指定されているよりも小さい)

  • 破損したファイル コンテンツ (インポート ジョブの場合、MD5 チェックサムの不一致により検出)

  • 破損した BLOB メタデータとプロパティ ファイル (MD5 チェックサムの不一致により検出)

  • BLOB プロパティ/メタデータ ファイルに対する不正なスキーマ

インポートまたはエクスポート ジョブの一部が正常に完了しなかった場合でも、全体的なジョブは完了する場合があります。 その場合は、データの不足部分をネットワーク経由でアップロードまたはダウンロードするか、新しいジョブを作成してデータを転送することができます。 ネットワーク経由でデータを修復する方法については、Azure Import/Export ツールのリファレンスをご覧ください。

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