インポート処理中にプロパティとメタデータを設定する

Microsoft Azure Import/Export ツールを実行してドライブを準備する際に、目的の BLOB で設定するプロパティとメタデータを指定できます。 次の手順に従います。

  1. BLOB のプロパティを設定するには、プロパティの名前と値を指定するテキスト ファイルをローカル コンピューターで作成します。

  2. BLOB のメタデータを設定するには、メタデータの名前と値を指定するテキスト ファイルをローカル コンピューターで作成します。

  3. PrepImport 操作の一部として、これらのファイルの一方または両方の完全なパスを Azure Import/Export ツールに渡します。

注意

コピー セッションの一部としてプロパティまたはメタデータ ファイルを指定すると、それらのプロパティやメタデータは、そのコピー セッションの一部としてインポートされるすべての BLOB に対して設定されます。 インポート中の一部の BLOB のプロパティまたはメタデータの別のセットを指定する場合は、異なるプロパティまたはメタデータ ファイルを使用して別のコピー セッションを作成する必要があります。

テキスト ファイルに BLOB のプロパティを指定する

BLOB のプロパティを指定するには、ローカル テキスト ファイルを作成し、要素としてプロパティ名を指定し、値としてプロパティ値を指定する XML を含めます。 一部のプロパティ値を指定する例を次に示します。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>  
<Properties>  
    <Content-Type>application/octet-stream</Content-Type>  
    <Content-MD5>Q2hlY2sgSW50ZWdyaXR5IQ==</Content-MD5>  
    <Cache-Control>no-cache</Cache-Control>  
</Properties>  

ファイルをローカルの場所 (C:\WAImportExport\ImportProperties.txt など) に保存します。

テキスト ファイルに BLOB のメタデータを指定する

同様に、BLOB のメタデータを指定するには、要素としてメタデータ名を指定し、値としてメタデータ値を指定するローカル テキスト ファイルを作成します。 一部のメタデータ値を指定する例を次に示します。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>  
<Metadata>  
    <UploadMethod>Windows Azure Import/Export service</UploadMethod>  
    <DataSetName>SampleData</DataSetName>  
    <CreationDate>10/1/2013</CreationDate>  
</Metadata>  

ファイルをローカルの場所 (C:\WAImportExport\ImportMetadata.txt など) に保存します。

プロパティ ファイルまたはメタデータ ファイルを含むコピー セッションを作成する

Azure Import/Export ツールを実行してインポート ジョブの準備をする際は、PropertyFile パラメーターを使用してコマンド ラインでプロパティ ファイルを指定します。 /MetadataFile パラメーターを使用してコマンド ラインでメタデータ ファイルを指定します。 両方のファイルを指定した例は次の通りです。

WAImportExport.exe PrepImport /j:SecondDrive.jrn /id:BlueRayIso /srcfile:K:\Temp\BlueRay.ISO /dstblob:favorite/BlueRay.ISO /MetadataFile:c:\WAImportExport\SampleMetadata.txt /PropertyFile:c:\WAImportExport\SampleProperties.txt  

次のステップ