StorSimple 8000 シリーズ Update 4 リリース ノート

概要

次のリリース ノートでは、StorSimple 8000 シリーズの Update 4 の新機能について説明し、未解決の重要な問題を示します。 また、このリリースに含まれる StorSimple のソフトウェアの更新プログラムの一覧も含まれています。

Update 4 は、Release (GA) または Update 0.1 から Update 3.1 までを実行しているすべての StorSimple デバイスに適用できます。 Update 4 に関連付けられているデバイスのバージョンは、6.3.9600.17820 です。

StorSimple ソリューションの更新プログラムをデプロイする前に、リリース ノートに含まれる情報を確認してください。

重要

  • Update 4 には、デバイス ソフトウェア、USM ファームウェア、LSI ドライバーおよびファームウェア、ディスク ファームウェア、Storport および Spaceport、セキュリティ、その他の OS 更新プログラムが含まれています。 この更新プログラムのインストールには 4 時間程度かかります。 ディスク ファームウェアの更新プログラムは中断を伴う更新プログラムであり、デバイスのダウンタイムが発生します。 Update 4 を適用してデバイスを最新の状態に保つことをお勧めします。
  • 新しいリリースについては、更新プログラムの公開を段階的に行うため、更新プログラムが即座に表示されない場合があります。 これらの更新プログラムは間もなく利用可能になるため、数日待ってから、もう一度、更新プログラムの有無を確認してください。

Update 4 の新機能

Update 4 では、主に次の機能強化とバグ修正が行われています。

  • 自動化された領域回復アルゴリズムの改善 – Update 4 では、自動化された領域回復アルゴリズムが改善されており、クラウドで使用できる回復領域の予測に基づいて、領域回復のサイクルが調整されます。

  • ローカル固定ボリュームのパフォーマンス向上 – Update 4 では、(ボリューム サイズに匹敵するデータ量の) 大量のデータを取り込む際のローカル固定ボリュームのパフォーマンスが向上しています。

  • ヒートマップベースの復元 - これまでのリリースでは、障害復旧 (DR) 後のデータの復元がアクセス パターンに基づいてクラウドから行われており、パフォーマンスの低下につながっていました。

    Update 4 で実装された新しい機能では、DR が行われる前のデバイスの使用中、頻繁にアクセスされるデータが追跡され、ヒートマップが作成されます (使用頻度の高いデータ チャンクはヒート値が高く、使用頻度の低いチャンクはヒート値が低い)。 StorSimple は、DR 後にこのヒートマップを使用して、クラウドからデータを自動的に復元してリハイドレートします。

    すべての復元はヒートマップ ベースで実行されるようになりました。 ヒートマップ ベースの復元ジョブとリハイドレート ジョブを照会したり取り消したりする方法の詳細については、Windows PowerShell for StorSimple コマンドレット リファレンスを参照してください。

  • StorSimple 診断ツール – Update 4 では StorSimple 診断ツールがリリースされており、システム、ネットワーク、パフォーマンス、ハードウェア コンポーネントの正常性に関する問題を簡単に診断してトラブルシューティングできます。 このツールの実行には Windows PowerShell for StorSimple を使用します。 詳しくは、StorSimple 診断ツールを使用したトラブルシューティングに関する記事をご覧ください。

  • UI ベースの StorSimple 移行ツール - これより前のリリースでは、5000/7000 シリーズからのデータ移行の際に、ユーザーは移行ワークフローの一部を Azure PowerShell インターフェイスを使用して実行する必要がありました。 このリリースでは、同じ移行ワークフローを簡単に行えるよう、使いやすい UI ベースの StorSimple 移行ツールが使用可能になっています。 このツールを使用すると、回復バケットの統合も可能です。

  • FIPS 関連の変更 - このリリースから、Microsoft Azure Government アカウントと Azure パブリック クラウド アカウントの両方について、StorSimple 8000 シリーズの全デバイスで FIPS が既定で有効になっています。

  • 変更を更新 - このリリースでは、更新の失敗に関連するバグが修正されました。

  • ディスク障害のアラート - このリリースでは、ディスク障害の兆候をユーザーに知らせるアラートが新しく追加されました。 このアラートが発生した場合は、Microsoft サポートに連絡して、交換ディスクを発送してもらってください。 詳しくは、StorSimple デバイスでのハードウェアのアラートに関するページをご覧ください。

  • コントローラー交換に関する変更 - このリリースでは、ユーザーがコントローラー交換処理の状態を照会するためのコマンドレットが追加されました。 詳細については、コントローラー交換の状態を照会するコマンドレットに関するページを参照してください。

Update 4 で修正された問題

次の表は、Update 4 で修正された問題の概要を示しています。

番号 機能 問題 物理デバイスへの適用 仮想デバイスへの適用
1 フェールオーバー 以前のリリースでは、フェールオーバー後に顧客のサイトでクリーンアップに関する問題が発生していました。 この問題は今回のリリースで修正されました。 はい はい
2 ローカル固定ボリューム 以前のリリースでは、ローカル固定ボリュームのボリューム作成に関する問題が発生し、ボリュームの作成が失敗することがありました。 このリリースでは、この問題の根本原因が特定され、問題が修正されました。 はい なし
3 サポート パッケージ 以前のリリースでは、サポート パッケージに関する問題がありました。この問題によって、System.OutOfMemory 例外や、サポート パッケージ作成の失敗につながるその他のエラーが発生していました。 これらのバグは今回のリリースで修正されました。 はい はい
4 監視 以前のリリースでは、ローカル固定ボリュームの監視グラフに関する問題がありました。このグラフでは使用量が EB で表示されていました。 このバグは今回のリリースで解決されました。 はい はい
5 移行 以前のリリースでは、5000/7000 シリーズから 8000 シリーズ デバイスへの移行の信頼性に関して、いくつかの問題がありました。 これらの問題は今回のリリースで解決されています。 はい はい
6 更新 以前のリリースでは、更新エラーが発生するとコントローラーが復旧モードになり、ユーザーは更新プログラムを続行できず、Microsoft サポートに問い合わせる必要がありました。
この動作は、このリリースで変更されました。 両方のコントローラーが同じバージョン (Update 4) を実行している場合は、更新エラーが発生してもコントローラーが復旧モードになることはありません。 更新エラーが発生したら、少し待ってから更新を再試行することをお勧めします。 これにより、再試行が成功する可能性があります。 再試行に失敗した場合は、Microsoft サポートにお問い合わせください。
はい はい

以前のリリースから存在する Update 4 の既知の問題

Update 4 では、新しい問題は見つかっていません。 以前のリリースから Update 4 に持ち越された問題の一覧については、Update 3 のリリース ノートを参照してください。

Update 4 のシリアル接続 SCSI (SAS) コントローラーおよびファームウェアの更新プログラム

このリリースには、SAS コントローラー、LSI ドライバー、ファームウェアの更新プログラムが含まれています。 これらの更新プログラムをインストールする方法の詳細については、StorSimple デバイスへの Update 4 のインストールに関する記事をご覧ください。

Update 4 での仮想デバイスの更新プログラム

この更新プログラムはStorSimple Cloud Appliance (仮想デバイスとも呼ばれます) には適用できません。 新しい仮想デバイスを作成する必要があります。

次のステップ

StorSimple デバイスに Update 4 をインストールする方法を確認します。