CComApartment クラス

このクラスは、スレッド プール EXE モジュールでのアパートメントの管理をサポートします。

重要

このクラスとそのメンバーは、Windows ランタイムで実行するアプリケーションで使用することはできません。

構文

class CComApartment

メンバー

パブリック コンストラクター

名前 説明
CComApartment::CComApartment コンストラクター。

パブリック メソッド

名前 説明
CComApartment::Apartment スレッドの開始アドレスをマークします。
CComApartment::GetLockCount スレッドの現在のロック カウントを返します。
CComApartment::Lock スレッドのロック カウントをインクリメントします。
CComApartment::Unlock スレッドのロック カウントをデクリメントします。

パブリック データ メンバー

名前 説明
CComApartment::m_dwThreadID スレッドの識別子を格納します。
CComApartment::m_hThread スレッドのハンドルを格納します。
CComApartment::m_nLockCnt スレッドの現在のロック カウントを格納します。

解説

CComApartment は、スレッド プール EXE モジュールでのアパートメントの管理のために、CComAutoThreadModule によって使用されます。 CComApartment は、スレッドでロック カウントをインクリメントおよびデクリメントする方法を備えています。

必要条件

ヘッダー: atlbase.h

CComApartment::Apartment

スレッドの開始アドレスをマークします。

DWORD Apartment();

戻り値

常に 0 です。

解説

CComAutoThreadModule::Init の使用中に自動的に設定されます。

CComApartment::CComApartment

コンストラクター。

CComApartment();

解説

CComApartment データ メンバー m_nLockCnt および m_hThread を初期化します。

CComApartment::GetLockCount

スレッドの現在のロック カウントを返します。

LONG GetLockCount();

戻り値

スレッドのロック カウントです。

CComApartment::Lock

スレッドのロック カウントをインクリメントします。

LONG Lock();

戻り値

診断またはテストに役立つ可能性がある値。

解説

CComAutoThreadModule::Lock によって呼び出されます。

スレッドのロック カウントは、統計の目的で使用されます。

CComApartment::m_dwThreadID

スレッドの識別子を格納します。

DWORD m_dwThreadID;

CComApartment::m_hThread

スレッドのハンドルを格納します。

HANDLE m_hThread;

CComApartment::m_nLockCnt

スレッドの現在のロック カウントを格納します。

LONG m_nLockCnt;

CComApartment::Unlock

スレッドのロック カウントをデクリメントします。

LONG Unlock();

戻り値

診断またはテストに役立つ可能性がある値。

解説

CComAutoThreadModule::Unlock によって呼び出されます。

スレッドのロック カウントは、統計の目的で使用されます。

関連項目

クラスの概要