CSecurityAttributes クラス

このクラスはセキュリティ属性構造体のシン ラッパーです。

重要

このクラスとそのメンバーは、Windows ランタイムで実行するアプリケーションで使用することはできません。

構文

class CSecurityAttributes : public SECURITY_ATTRIBUTES

メンバー

パブリック コンストラクター

名前 説明
CSecurityAttributes::CSecurityAttributes コンストラクター。

パブリック メソッド

名前 説明
CSecurityAttributes::Set CSecurityAttributes オブジェクトの属性を設定するには、このメソッドを呼び出します。

解説

SECURITY_ATTRIBUTES 構造体は、オブジェクトの作成に使用されるセキュリティ記述子を含んでおり、この構造体を指定して取得されたハンドルが継承可能かどうかを指定します。

Windows のアクセス制御モデルの概要については、Windows SDK のアクセス制御に関するページをご覧ください。

継承階層

SECURITY_ATTRIBUTES

CSecurityAttributes

必要条件

ヘッダー: atlsecurity.h

CSecurityAttributes::CSecurityAttributes

コンストラクター。

CSecurityAttributes() throw();
explicit CSecurityAttributes(const CSecurityDesc& rSecurityDescriptor, bool bInheritsHandle = false) throw(...);

パラメーター

rSecurityDescriptor
セキュリティ記述子への参照。

bInheritsHandle
新しいプロセスの作成時に、返されたハンドルを継承するかどうかを指定します。 このメンバーが true の場合、新しいプロセスは、返されたハンドルを継承します。

CSecurityAttributes::Set

CSecurityAttributes オブジェクトの属性を設定するには、このメソッドを呼び出します。

void Set(const CSecurityDesc& rSecurityDescriptor, bool bInheritHandle = false) throw(...);

パラメーター

rSecurityDescriptor
セキュリティ記述子への参照。

bInheritHandle
新しいプロセスの作成時に、返されたハンドルを継承するかどうかを指定します。 このメンバーが true の場合、新しいプロセスは、返されたハンドルを継承します。

解説

このメソッドは、CSecurityAttributes オブジェクトを初期化するためにコンストラクターによって使用されます。

関連項目

セキュリティ サンプル
SECURITY_ATTRIBUTES
セキュリティ記述子
クラスの概要
セキュリティに関するグローバル関数