/DEFAULTLIB (既定のライブラリの指定)

  • [アーティクル]

外部参照を解決するために検索する既定のライブラリを指定します。

構文

/DEFAULTLIB:<ライブラリ>

引数

library
外部参照を解決するときに検索するライブラリの名前です。

解説

/DEFAULTLIB オプションを使うと、参照を解決するときに LINK が検索するライブラリのリストに 1 つの <ライブラリ> を追加できます。 /DEFAULTLIB を使って指定したライブラリは、コマンド ラインで明示的に指定したライブラリの後、.obj ファイルで名前を指定されている既定のライブラリの前に検索されます。

引数を指定せずに使う場合、/NODEFAULTLIB (すべての既定のライブラリを無視) オプションによってすべての /DEFAULTLIB:<ライブラリ> オプションがオーバーライドされます。 両方で同じ <ライブラリ> の名前が指定されている場合は、/NODEFAULTLIB:<ライブラリ> オプションによって /DEFAULTLIB:<ライブラリ> がオーバーライドされます。

Visual Studio 開発環境でこのリンカー オプションを設定するには

  1. プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスを開きます。 詳しくは、「Visual Studio で C++ コンパイラとビルド プロパティを設定する」をご覧ください。

  2. [構成プロパティ]>[リンカー]>[コマンド ライン] プロパティ ページを選択します。

  3. [追加のオプション] で、検索するライブラリごとに /DEFAULTLIB:<ライブラリ> オプションを入力します。 [OK] を選択して変更を保存します。

このリンカーをコードから設定するには

関連項目