/hotpatch (ホットパッチ可能なイメージの作成)

イメージをホットパッチできるようにします。

構文

/hotpatch

解説

コンパイルで /hotpatch を使用する場合、コンパイラは、各関数の最初の命令が 2 バイト以上であり、飛び先が最初の命令であるジャンプが関数内に存在しないことを確認します。 これらの条件は、ホット パッチの適用に必要です。

イメージのホットパッチを可能にするための準備を完了するには、/hotpatch を使用してコンパイルした後に、/FUNCTIONPADMIN (ホットパッチ可能なイメージの作成) を使用してリンクさせる必要があります。 単一の cl.exe 呼び出しを使用してイメージをコンパイルおよびリンクすると、/hotpatch は暗黙的に /functionpadmin を指定します。

ARM アーキテクチャでは命令は常に 2 バイト以上であるため、また、x64 コンパイルは常に /hotpatch が指定されているように扱われるため、これらのターゲットのコンパイル時に /hotpatch を指定する必要はありません。ただし、それらのホットパッチ可能なイメージを作成するために /functionpadmin を使用してリンクさせる必要はあります。 /hotpatch コンパイラ オプションは、x86 コンパイルのみに影響を与えます。

Visual Studio 開発環境でこのコンパイラ オプションを設定するには

  1. プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスを開きます。 詳細については、Visual Studio での C++ コンパイラとビルド プロパティの設定に関する記事を参照してください。

  2. [構成プロパティ]>[C/C++]>[コマンド ライン] プロパティ ページを選択します。

  3. [追加オプション] ボックスにコンパイラ オプションを追加します。

このコンパイラ オプションをコードから設定するには

関連項目

MSVC コンパイラ オプション
MSVC コンパイラ コマンド ラインの構文