/LN (MSIL モジュールの作成)

アセンブリ マニフェストを出力ファイルに挿入できないことを指定します。

構文

/LN

解説

既定では、/LN は有効ではありません (アセンブリ マニフェストは出力ファイルに挿入されます)。

/LN を使用するときは、/clr (共通言語ランタイムのコンパイル) オプションの 1 つも使用する必要があります。

マニフェストにアセンブリ メタデータがないマネージド プログラムは、モジュールと呼ばれます。 /c (リンクを行わないコンパイル)/LN を指定してコンパイルする場合は、リンカー フェーズで /NOASSEMBLY (MSIL モジュールの作成) を指定して出力ファイルを作成します。

コンポーネント ベースのアプローチを使用アセンブリをビルドする場合は、モジュールを作成できます。 つまり、型を作成し、モジュールにコンパイルできます。 次に、1 つ以上のモジュールからアセンブリを生成できます。 モジュールからのアセンブリの作成について詳しくは、「リンカー入力としての .netmodule ファイル」または「Al.exe (アセンブリ リンカー)」をご覧ください。

モジュールの既定のファイル拡張子は .netmodule です。

Visual Studio 2005 より前のリリースでは、 /clr:noAssembly を使用してモジュールを作成しました。

MSVC リンカーは入力として .netmodule ファイルを受け取り、リンカーによって生成される出力ファイルは、リンカーに入力された .netmodules のいずれにも実行時に依存しないアセンブリまたは .netmodule になります。 詳細については、「 リンカー入力としての .netmodule ファイル」を参照してください。

Visual Studio 開発環境でこのコンパイラ オプションを設定するには

このコンパイラ オプションをコードから設定するには

  • このコンパイラ オプションをプログラムで変更することはできません。

関連項目

MSVC コンパイラ オプション
MSVC コンパイラ コマンド ラインの構文