/X (標準インクルード パスの無視)

PATH および INCLUDE 環境変数で指定されたディレクトリのインクルード ファイルをコンパイラが検索しないようにします。

構文

/X

解説

このオプションを /I (追加のインクルード ディレクトリ) オプションと共に使用すると、標準のインクルード ファイルへの代替パスを指定できます。

Visual Studio 開発環境でこのコンパイラ オプションを設定するには

  1. プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスを開きます。 詳細については、Visual Studio での C++ コンパイラとビルド プロパティの設定に関する記事を参照してください。

  2. [構成プロパティ]>[C/C++]>[プリプロセッサ] プロパティ ページを選択します。

  3. [標準インクルードパスを無視する] プロパティを変更します。

このコンパイラ オプションをコードから設定するには

次のコマンドで、/X は、PATH および INCLUDE 環境変数で指定された場所を無視するようコンパイラに指示し、/I は、インクルード ファイルを検索するディレクトリを指定しています。

CL /X /I \ALT\INCLUDE MAIN.C

関連項目

MSVC コンパイラ オプション
MSVC コンパイラのコマンド ライン構文