ビュー クラス (Windows)

CView とその派生クラスは、フレーム ウィンドウのクライアント領域を表す子ウィンドウです。 ビューでは、データが表示され、ドキュメントの入力が受け入れられます。

ビュー クラスは、ドキュメント テンプレート オブジェクトを使用して、ドキュメント クラスとフレーム ウィンドウ クラスに関連付けられます。

CView
ドキュメントのデータのアプリケーション固有のビューの基底クラス。 ビューでは、データが表示され、データの編集または選択を行うためのユーザー入力が受け入れられます。 CView からビュー クラスを派生させます。

CScrollView
スクロール機能を備えるビューの基底クラス。 自動スクロール用の CScrollView からビュー クラスを派生させます。

フォーム ビューとレコード ビュー

フォーム ビューはスクロール ビューでもあります。 これらは、ダイアログ ボックス テンプレートに基づきます。

レコード ビューはフォーム ビューから派生します。 ダイアログ ボックス テンプレートに加えて、データベースに接続することもできます。

CFormView
ダイアログ ボックス テンプレートでレイアウトが定義されるスクロール ビュー。 CFormView からクラスを派生させて、ダイアログ ボックス テンプレートに基づいてユーザー インターフェイスを実装します。

Cdaorecordview
データ アクセス オブジェクト (DAO) レコードセット オブジェクトに直接接続されたフォーム ビューを提供します。 すべてのフォーム ビューと同様に、CDaoRecordView はダイアログ ボックス テンプレートに基づきます。 DAO は、Access データベースで使用され、Office 2013 を介してサポートされています。 DAO 3.6 は最終バージョンであり、古いバージョンと見なされます。

CRecordView
Open Database Connectivity (ODBC) レコードセット オブジェクトに直接接続されたフォーム ビューを提供します。 すべてのフォーム ビューと同様に、CRecordView はダイアログ ボックス テンプレートに基づきます。

CHtmlEditView
WebBrowser HTML 編集プラットフォームの機能を提供するフォーム ビュー。

コントロール ビュー

コントロール ビューでは、コントロールがビューとして表示されます。

CCtrlView
Windows コントロールに関連付けられたすべてのビューの基底クラス。 コントロールに基づくビューについては、以下で説明します。

CEditView
Windows 標準編集コントロールを含むビュー (CEdit に関するページを参照)。 編集コントロールは、テキストの編集、検索、置換、およびスクロールの各機能をサポートします。

CRichEditView
Windows リッチ エディット コントロールを含むビュー (「CRichEditCtrl」を参照)。 編集コントロールの機能に加えて、リッチ エディット コントロールは、フォント、色、段落書式、および埋め込み OLE オブジェクトをサポートします。

CListView
Windows リスト コントロールを含むビュー (「CListCtrl」を参照)。 リスト コントロールは、エクスプローラーの右ペインと同様の方法で、アイコンとラベルで構成される項目のコレクションを表示します。

CTreeView
Windows ツリー コントロールを含むビュー (CTreeCtrl に関するページを参照)。 ツリー コントロールは、エクスプローラーの左ペインと同様の方法で配置されたアイコンとラベルの階層リストを表示します。

CSplitterWnd では、1 つのフレーム ウィンドウ内に複数のビューを含めることができます。 CPrintDialogCPrintInfo は、ビューの印刷および印刷プレビュー機能をサポートします。 CRichEditDocCRichEditCntrItem は、OLE コンテナー機能を実装するために CRichEditView と一緒に使用されます。

Csplitterwnd
ユーザーが複数のペインに分割できるウィンドウ。 これらのペインは、ユーザーがサイズ変更することも、固定サイズにすることもできます。

CPrintDialog
ファイルを印刷するための標準のダイアログ ボックスを提供します。

CPrintInfo
印刷または印刷プレビュー ジョブに関する情報を含む構造体。 CView の印刷アーキテクチャで使用されます。

CRichEditDoc
CRichEditView 内の OLE クライアント項目のリストを保持します。

CRichEditCntrItem
CRichEditView に格納されている OLE 項目へのクライアント側アクセスを提供します。

関連項目

クラスの概要