Information.Err メソッド

定義

ランタイム エラーに関する情報を格納します。

public:
 static Microsoft::VisualBasic::ErrObject ^ Err();
public static Microsoft.VisualBasic.ErrObject Err ();
static member Err : unit -> Microsoft.VisualBasic.ErrObject
Public Function Err () As ErrObject

戻り値

ランタイム エラーに関する情報を格納します。

この例では、 オブジェクトの プロパティを Err 使用して、エラー メッセージ ダイアログ ボックスを作成します。 メソッドを最初に Clear 使用する場合、 メソッドで Raise Visual Basic エラーを生成すると、Visual Basic の既定値が オブジェクトの Err プロパティになります。

Dim Msg As String
' If an error occurs, construct an error message.
On Error Resume Next   ' Defer error handling.
Err.Clear()
Err.Raise(6)   ' Generate an "Overflow" error.
' Check for error, then show message.
If Err.Number <> 0 Then
  Msg = "Error # " & Str(Err.Number) & " was generated by " &
        Err.Source & ControlChars.CrLf & Err.Description
  MsgBox(Msg, MsgBoxStyle.Information, "Error")
End If

注釈

オブジェクトの Err プロパティは、エラーのジェネレーター (Visual Basic、オブジェクト、またはプログラマ) によって設定されます。

実行時エラーが発生すると、オブジェクトのプロパティに、エラーを Err 一意に識別し、エラーの処理に使用できる情報が入力されます。 コードで実行時エラーを生成するには、 メソッドを Raise 使用します。

オブジェクトのプロパティはErr、エラー処理ルーチン内の 、Exit FunctionExit Propertyまたは Resume Next ステートメントの後Exit Subに、長さ 0 または長さ 0 の文字列 ("") にリセットされます。 エラー処理ルーチンの Resume 外部でステートメントの任意の形式を使用しても、オブジェクトのプロパティはリセット Err されません。 メソッドを Clear 使用して、 を明示的にリセット Errできます。

システム エラーとクラス モジュールの Raise 実行時エラーを生成するには、 ステートメントではなく Error メソッドを使用します。 他のコードで メソッドを使用 Raise するかどうかの決定は、返す情報の豊富さによって異なります。

オブジェクトは Err 、グローバル スコープを持つ組み込みオブジェクトです。 そのため、コード内にインスタンスを作成する必要はありません。

適用対象

こちらもご覧ください