IPProtectionLevel 列挙型

定義

IPv6 ソケットを特定のスコープ (同じリンク ローカルまたはサイト ローカル プレフィックスを持つアドレスなど) に制限できる値です。

public enum class IPProtectionLevel
public enum IPProtectionLevel
type IPProtectionLevel = 
Public Enum IPProtectionLevel
継承
IPProtectionLevel

フィールド

EdgeRestricted 20

IP 保護レベルはエッジ制限付きです。 この値は、インターネット経由で動作するように設計されているアプリケーションによって使用されます。 この設定を使用する場合、Windows Teredo 実装を使用したネットワーク アドレス変換 (NAT: Network Address Translation) トラバーサルは使用できません。 これらのアプリケーションは、IPv4 のファイアウォールをバイパスすることがあるため、開いているポートを対象としたインターネットからの攻撃に対して堅牢である必要があります。 Windows Server 2003 と Windows XP では、ソケットの IP 保護レベルの既定値はエッジ制限付きです。

Restricted 30

IP 保護レベルは制限付きです。 この値は、インターネットのシナリオを実装しないイントラネット アプリケーションによって使用されます。 これらのアプリケーションは、一般的に、インターネット型の攻撃に対してテストが行われていなかったり堅牢ではなかったりします。 この設定を使用する場合、受信トラフィックはリンクローカルのみに制限されます。

Unrestricted 10

IP 保護レベルは無制限です。 この値は、Windows に組み込まれている IPv6 NAT Traversal 機能 (たとえば、Teredo) を使用するアプリケーションを含む、インターネット経由で動作するように設計されているアプリケーションによって使用されます。 これらのアプリケーションは、IPv4 のファイアウォールをバイパスすることがあるため、開いているポートを対象としたインターネットからの攻撃に対して堅牢である必要があります。 Windows Server 2008 R2 と Windows Vista では、ソケットの IP 保護レベルの既定値は無制限です。

Unspecified -1

IP 保護レベルは未指定です。 Windows 7 と Windows Server 2008 R2 では、ソケットの IP 保護レベルの既定値は未指定です。

注釈

このオプションを使用したアプリケーションでは、IPv6 ソケットに対するアクセス制限を設定できます。 この制限により、プライベート LAN で実行されるアプリケーションを外部からの攻撃に対して簡単かつ堅牢に強化できます。 このソケット オプションで待機中のソケットのスコープを変更して、適切な場合はパブリック ユーザーおよびプライベート ユーザーからの無制限のアクセスを許可したり、必要に応じて同じサイトへのアクセスのみに制限したりできます。

適用対象

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