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不要なラムダ式を削除する (IDE0200)

プロパティ
ルール ID IDE0200
タイトル 不要なラムダ式を削除する
カテゴリ スタイル
Subcategory 言語規則 (コード ブロック基本設定)
該当言語 C# 11 以降
[オプション] csharp_style_prefer_method_group_conversion

概要

この規則は、不要なラムダ式が使用されている箇所を指摘します。 次の条件をすべて満たす状況においては、ラムダ式は不要な場合があります。

  • 式にメソッド呼び出しが含まれている。
  • ラムダ式のパラメーターの数と順序が、メソッド呼び出しと同じである。
  • メソッド呼び出しによって副作用が発生しない。
  • ラムダ式が非デリゲート型に代入されていない。
  • 呼び出しがジェネリック メソッドの場合、型引数が指定されている。
  • 呼び出されるメソッドの戻り値の型が、ラムダ式の戻り値の型に変換可能なものである。
  • 該当するメソッドがメソッド グループ内に 1 つしかない。

オプション

オプションでは、規則を適用する動作を指定します。 オプションの構成の詳細については、「オプションの書式」を参照してください。

csharp_style_prefer_method_group_conversion

プロパティ 説明
オプション名 csharp_style_prefer_method_group_conversion
オプションの値 true ラムダ式をメソッド グループに変換することを推奨します。
false ルールを無効にします。
既定のオプションの値 true

// Code with violations.
bool IsEven(int x) => x % 2 == 0;
_ = new[] { 1, 2, 3 }.Where(n => IsEven(n));

// Fixed code.
bool IsEven(int x) => x % 2 == 0;
_ = new[] { 1, 2, 3 }.Where(IsEven);

警告を抑制する

単一の違反だけを抑制する場合は、ソース ファイルにプリプロセッサ ディレクティブを追加して無効にしてから、規則を再度有効にします。

#pragma warning disable IDE0200
// The code that's violating the rule is on this line.
#pragma warning restore IDE0200

ファイル、フォルダー、またはプロジェクトのルールを無効にするには、構成ファイルでその重要度を none に設定します。

[*.{cs,vb}]
dotnet_diagnostic.IDE0200.severity = none

すべてのコード スタイル規則を無効にするには、構成ファイルでカテゴリ Style の重要度を none に設定します。

[*.{cs,vb}]
dotnet_analyzer_diagnostic.category-Style.severity = none

詳細については、「コード分析の警告を抑制する方法」を参照してください。

関連項目