Azure: Microsoft というプレフィックスが付いた Azure 統合パッケージが削除された

ASP.NET Core と Azure SDK の統合を提供する次の Microsoft.* パッケージは、ASP.NET Core 5.0 に含まれていません。

この問題に関するディスカッションについては、dotnet/aspnetcore#19570 を参照してください。

導入されたバージョン

5.0 Preview 1

以前の動作

Microsoft.* パッケージにより、Azure サービスと構成 API およびデータ保護 API が統合されていました。

新しい動作

新しい Azure.* パッケージにより、Azure サービスと構成 API およびデータ保護 API が統合されます。

変更理由

この変更は、Microsoft.* パッケージが以下であるために行われました。

  • 古いバージョンの Azure SDK を使用していました。 新しいバージョンの Azure SDK には破壊的変更が含まれていたため、単純な更新はできませんでした。
  • .NET Core のリリース スケジュールに拘束されていました。 パッケージの所有権を Azure SDK チームに譲渡すると、Azure SDK が更新されるときにパッケージを更新できます。

ASP.NET Core 2.1 以降のプロジェクトでは、古い Microsoft.* パッケージを新しい Azure.* パッケージに置き換えます。

新規作成
Microsoft.AspNetCore.DataProtection.AzureKeyVault Azure.Extensions.AspNetCore.DataProtection.Keys
Microsoft.AspNetCore.DataProtection.AzureStorage Azure.Extensions.AspNetCore.DataProtection.Blobs
Microsoft.Extensions.Configuration.AzureKeyVault Azure.Extensions.AspNetCore.Configuration.Secrets

新しいパッケージでは、破壊的変更が含まれる新しいバージョンの Azure SDK が使用されています。 一般的な使用パターンは変更されません。 基になっている Azure SDK API での変更に対応するため、一部のオーバーロードとオプションが異なる場合があります。

古いパッケージは次のようになります。

  • .NET Core 2.1 および 3.1 の有効期間中は、ASP.NET Core チームによってサポートされます。
  • .NET 5 には含まれません。

プロジェクトを .NET 5 にアップグレードするときは、サポートを維持するため Azure.* パッケージに切り替えてください。

影響を受ける API