WinForms と WPF アプリで Microsoft.NET.Sdk が使用される

Windows フォームと Windows Presentation Framework (WPF) アプリで、.NET Core WinForms および WPF SDK (Microsoft.NET.Sdk.WindowsDesktop) ではなく、.NET SDK (Microsoft.NET.Sdk) が使用されるようになりました。

変更内容

以前のバージョンの .NET Core では、WinForms および WPF アプリで別のプロジェクト SDK (Microsoft.NET.Sdk.WindowsDesktop) が使用されていました。 .NET 5 以降、WinForms および WPF SDK の両方で .NET SDK (Microsoft.NET.Sdk) が統合されました。 また、.NET 5 では、netcoreapp と netstandard が新しいターゲット フレーム ワークモニカー (TFM) に置き換えられています。 次の例では、WPF プロジェクト ファイルを .NET 5 以降に変更する場合に、行う必要がある変更を示しています。

以前の .NET Core バージョンの場合:

<Project Sdk="Microsoft.NET.Sdk.WindowsDesktop">

  <PropertyGroup>
    <OutputType>WinExe</OutputType>
    <TargetFramework>netcoreapp3.1</TargetFramework>
    <UseWPF>true</UseWPF>
  </PropertyGroup>

</Project>

.NET 5 以降のバージョンの場合:

<Project Sdk="Microsoft.NET.Sdk">

  <PropertyGroup>
    <OutputType>WinExe</OutputType>
    <TargetFramework>net5.0-windows</TargetFramework>
    <UseWPF>true</UseWPF>
  </PropertyGroup>

</Project>

導入されたバージョン

.NET SDK 5.0.100

推奨アクション

お使いの WPF または Windows フォーム プロジェクト ファイル:

• Sdk 属性を Microsoft.NET.Sdk に更新します。
• TargetFramework プロパティを net5.0-windows に更新します。

影響を受ける API

なし。