<system.web> 要素 (Web 設定)

ASP.NET ホスティング レイヤーでプロセス全体の動作を管理する方法に関する情報を格納します。

configuration
  <system.web>

構文

<system.web>  
</system.web>  

属性および要素

以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。

属性

なし。

子要素

要素 説明
<applicationPool> aspnet.config ファイル内の IIS アプリケーション プールの構成設定を指定します。

親要素

要素 説明
<configuration> 共通言語ランタイムおよび .NET Framework アプリケーションで使用されるすべての構成ファイルのルート要素を指定します。

解説

system.web 要素とその子要素 applicationPool は .NET Framework 3.5 SP1 から .NET Framework に追加されました。 IIS 7.0 以降のバージョンを統合モードで実行すると、この要素の組み合わせによって、ASP.NET が IIS アプリケーション プールでホストされている場合に、ASP.NET でスレッドを管理する方法と要求をキューに配置する方法を構成できます。 IIS 7.0 以降のバージョンをクラシック モードまたは ISAPI モードで実行した場合、これらの設定は無視されます。

次の例では、IIS アプリケーション プールで ASP.NET がホストされている場合に、aspnet.config ファイルで ASP.NET プロセス全体の動作を構成する方法を示します。 この例では、IIS が統合モードで実行されており、アプリケーションで .NET Framework 3.5 SP1 以降のバージョンを使用していることを前提としています。 この動作は、.NET Framework 3.5 SP1 より前のバージョンの .NET Framework では発生しません。 この例の値は既定値です。

<configuration>  
  <system.web>  
    <applicationPool
        maxConcurrentRequestsPerCPU="5000"
        maxConcurrentThreadsPerCPU="0"
        requestQueueLimit="5000" />  
  </system.web>  
</configuration>  

関連項目