モデル宣言関数

  • [アーティクル]

"モデル宣言関数" は、概念モデルで宣言されていても、その概念モデルには定義されていない関数です。 この関数は、ホスト環境またはストレージ環境で定義します。 たとえば、モデル宣言関数は、データベースに定義された関数にマップされ、これによって概念モデルにおけるサーバー側の機能が公開される場合があります。

モデル宣言関数の宣言には、次の情報が含まれます。

  • 関数の名前。 (必須)

  • 戻り値の型。 (オプション)。

    Note

    戻り値が指定されていない場合、戻り値の型は void になります。

  • パラメーター名と型を含むパラメーター情報。 (オプション)。

例

ADO.NET Entity Framework では、概念スキーマ定義言語 (CSDL) と呼ばれるドメイン固有言語 (DSL) を使用して概念モデルを定義します。 CSDL には、モデル宣言関数の 1 つの実装手段として、関数インポートがあります (FunctionImport 要素を使用します)。 次の CSDL は、関数インポート定義を含むエンティティ コンテナーを定義しています。 戻り値の型が指定されていないため、関数の戻り値の型は void になります。

<FunctionImport Name="UpdatePublisher">
  <Parameter Name="PublisherId" Mode="In" Type="Int32" />
  <Parameter Name="PublisherName" Mode="In" Type="String" />
</FunctionImport>

関連項目