COR_SEGMENT 構造体

マネージド ヒープのメモリ領域に関する情報が含まれます。

構文

typedef struct _COR_SEGMENT {  
    CORDB_ADDRESS start;
    CORDB_ADDRESS end;
    CorDebugGenerationTypes gen;
    ULONG heap;
} COR_SEGMENT;  

メンバー

メンバー 説明
start メモリ領域の開始アドレス。
end メモリ領域の終了アドレス。
gen メモリ領域の生成を示す CorDebugGenerationTypes 列挙メンバー。
heap メモリ領域が存在するヒープ番号。 詳細については、次の「解説」を参照してください。

解説

COR_SEGMENTS 構造体は、マネージド ヒープのメモリ領域を表します。 COR_SEGMENTS オブジェクトは、ICorDebugProcess5::EnumerateHeapRegions メソッドを呼び出すことによって入力される ICorDebugHeapRegionEnum コレクション オブジェクトのメンバーです。

heap フィールドは、報告されたヒープに対応するプロセッサ番号です。 ワークステーション ガベージ コレクターでは、ワークステーションにガベージ コレクション ヒープが 1 つしかないため、その値は常に 0 です。 サーバー ガベージ コレクターでは、その値はヒープがアタッチされているプロセッサに対応します。 ガベージ コレクターの実装の詳細が原因で、実際のプロセッサ数よりも、ガベージ コレクション ヒープが多かったり少なかったりする場合があります。

必要条件

:システム要件」を参照してください。

ヘッダー: CorDebug.idl、CorDebug.h

ライブラリ: CorGuids.lib

.NET Framework のバージョン: 4.5 以降で使用可能

関連項目