ICorDebugReferenceValue インターフェイス

オブジェクトへの参照である値を管理するメソッドを提供します。 (つまり、このインターフェイスはポインターを管理するメソッドを提供します。)このインターフェイスは、"ICorDebugValue" を実装します。

メソッド

メソッド 説明
Dereference メソッド 参照されるオブジェクトを取得します。
DereferenceStrong メソッド 実装されていません。 このメソッドは呼び出さないでください。
GetValue メソッド 参照されるオブジェクトの現在のメモリ アドレスを取得します。
IsNull メソッド この ICorDebugReferenceValue が null 値であるかどうかを示す値を取得します。この場合、ICorDebugReferenceValue はオブジェクトを指しません。
SetValue メソッド 現在のメモリ アドレスを設定します。 つまり、このメソッドは、オブジェクトを指すようにこの ICorDebugReferenceValue を設定します。

解説

共通言語ランタイム (CLR) は、デバッグされたプロセスが続行されると、オブジェクトのガベージ コレクションを実行する場合があります。 ガベージ コレクションでは、メモリ内でオブジェクトが移動する場合があります。 ICorDebugReferenceValue は、ガベージ コレクションの後にその情報が更新されるようにガベージ コレクションと連携するか、ガベージ コレクションの前に暗黙的に無効にされます。

デバッグされたプロセスが続行された後、ICorDebugReferenceValue オブジェクトが暗黙的に無効になる場合があります。 派生された "ICorDebugHandleValue" は、明示的に解放または公開されるまで無効になりません。

Note

このインターフェイスは、コンピューター間またはプロセス間でのリモート呼び出しをサポートしていません。

必要条件

:システム要件」を参照してください。

ヘッダー: CorDebug.idl、CorDebug.h

ライブラリ: CorGuids.lib

.NET Framework のバージョン: 1.0 以降で使用可能

関連項目