CorBindToRuntimeHost 関数

ホストが、指定したバージョンの共通言語ランタイム (CLR: Common Language Runtime) をプロセスに読み込むことができるようにします。

この関数は、.NET Framework 4 で非推奨になっています。

構文

HRESULT CorBindToRuntimeHost (  
    [in] LPCWSTR       pwszVersion,
    [in] LPCWSTR       pwszBuildFlavor,
    [in] LPCWSTR       pwszHostConfigFile,
    [in] VOID*         pReserved,
    [in] DWORD         startupFlags,
    [in] REFCLSID      rclsid,
    [in] REFIID        riid,
    [out] LPVOID FAR  *ppv  
);  

パラメーター

pwszVersion
[入力] 読み込む CLR のバージョンを示す文字列。

.NET Framework のバージョン番号は、major.minor.build.revision のように、ピリオドで区切られた 4 つの部分で構成されています。 pwszVersion として渡される文字列は、文字 "v" で始まり、バージョン番号の最初の 3 つの部分がその後に続く必要があります (たとえば "v1.0.1529")。

いくつかのバージョンの CLR は、以前のバージョンの CLR との互換性を指定するポリシー ステートメントと共にインストールされています。 既定では、スタートアップ shim により、ポリシー ステートメントに対して pwszVersion が評価され、要求されたバージョンと互換性がある最新バージョンのランタイムが読み込まれます。 ホストは shim に対し、pwszVersion パラメーターで値 STARTUP_LOADER_SAFEMODE を渡すことにより、ポリシー評価を省略し、startupFlags で指定されたバージョンとまったく同じバージョンを読み込ませることができます。

pwszVersionnull, の場合、メソッドはどのバージョンの CLR も読み込みません。 代わりに、ランタイムの読み込みに失敗したことを示す CLR_E_SHIM_RUNTIMELOAD が返されます。

pwszBuildFlavor
[入力] CLR のサーバー ビルドまたはワークステーション ビルドのどちらを読み込むかを指定する文字列。 有効値は svr または wks です。 ワークステーション ビルドはシングルプロセッサ コンピューターでクライアント アプリケーションを実行するために最適化され、サーバー ビルドはガベージ コレクションでマルチ プロセッサを利用するために最適化されています。

pwszBuildFlavor が null に設定されている場合は、ワークステーション ビルドが読み込まれます。 シングルプロセッサ コンピューターで実行するときは、pwszBuildFlavorsvr に設定されている場合でも、常にワークステーション ビルドが読み込まれます。 ただし、pwszBuildFlavorsvr に設定され、同時実行ガベージ コレクションが指定されている場合は (startupFlags パラメーターを参照)、サーバー ビルドが読み込まれます。

注意

同時実行ガベージ コレクションは、Intel Itanium アーキテクチャ (以前の IA-64) を実装する 64 ビット システム上で WOW64 x86 エミュレーターを実行しているアプリケーションではサポートされません。 64 ビット Windows システムでの WOW64 の使用に関する詳細については、「32 ビット アプリケーションの実行」を参照してください。

pwszHostConfigFile
[入力] 読み込む CLR のバージョンを指定するホスト構成ファイルの名前。 ファイル名に絶対パスが含まれていない場合、ファイルは呼び出しを行った実行可能ファイルと同じディレクトリにあるものと見なされます。

pReserved
[入力] 将来の機能拡張に備えて予約されています。

startupFlags
[入力] 同時実行ガベージ コレクション、ドメインに中立なコード、および pwszVersion パラメーターの動作を制御するフラグのセット。 どのフラグも設定されていない場合は、既定はシングル ドメインになります。 サポートされている値の一覧については、「STARTUP_FLAGS 列挙型」を参照してください。

rclsid
[in] ICorRuntimeHost または ICLRRuntimeHost インターフェイスを実装するコクラスの CLSID。 サポートされている値は CLSID_CorRuntimeHost と CLSID_CLRRuntimeHost です。

riid
[入力] 要求するインターフェイスの IID。 サポートされている値は IID_ICorRuntimeHost と IID_ICLRRuntimeHost です。

ppv
[出力] 読み込まれたランタイムのバージョンへのインターフェイス ポインター。

必要条件

:システム要件」を参照してください。

ヘッダー: MSCorEE.idl

ライブラリ: MSCorEE.dll

.NET Framework のバージョン: 1.0 以降で使用可能

関連項目