IHostCrst::Leave メソッド

IHostCrst の現在のインスタンスによって表されるクリティカル セクションを残します。

構文

HRESULT Leave ();  

戻り値

HRESULT 説明
S_OK Leave が正常に返されました。
HOST_E_CLRNOTAVAILABLE 共通言語ランタイム (CLR) がプロセスに読み込まれていないか、CLR がマネージド コードを実行できないまたは呼び出しを正常に処理できない状態です。
HOST_E_TIMEOUT 呼び出しがタイムアウトになりました。
HOST_E_NOT_OWNER 呼び出し元がロックを所有していません。
HOST_E_ABANDONED ブロックされたスレッドまたはファイバーが待機しているときに、イベントが取り消されました。
E_FAIL 原因不明の致命的なエラーが発生しました。 メソッドにより E_FAIL が返されると、そのプロセス内で CLR が使用できなくなります。 後続のホスティング メソッドの呼び出しでは HOST_E_CLRNOTAVAILABLE が返されます。

解説

Leave により、CLR では対応する Win32 LeaveCriticalSection 関数を使用するのではなく、ホストのスレッド実装と直接通信できるようになります。 現在の IHostCrst インスタンスによって表されるクリティカル セクションの所有権を取得するスレッドでは、そのクリティカル セクションに入るたびに Leave を 1 回呼び出す必要があります。

必要条件

:システム要件」を参照してください。

ヘッダー: MSCorEE.h

ライブラリ: MSCorEE.dll にリソースとして含まれます

.NET Framework のバージョン: 2.0 以降で使用可能

関連項目