GetPropertyOrigin 関数

プロパティを宣言しているクラスが特定されます。

Note

この API は、内部でだけ使用します。 開発者コードで使用するためのものではありません。

構文

HRESULT GetPropertyOrigin (
   [in] int                 vFunc,
   [in] IWbemClassObject*   ptr,
   [in] LPCWSTR             wszMethodName,
   [out] BSTR*              pstrClassName
);

パラメーター

vFunc
[in] このパラメーターは使用されません。

ptr
[in] IWbemClassObject インスタンスへのポインター。

wszMethodName
[in] 所有クラスが要求されているオブジェクトのプロパティの名前。

pstrClassName
[out] プロパティを所有するクラスの名前を受け取ります。

戻り値

この関数によって返される次の値は、WbemCli.h ヘッダー ファイル内で定義されています。または、コード内で定数として定義することもできます。

定数 説明
WBEM_E_FAILED 0x80041001 一般的なエラーが発生しました。
WBEM_E_NOT_FOUND 0x80041002 指定されたプロパティが見つかりませんでした。
WBEM_E_INVALID_PARAMETER 0x80041008 パラメーターが無効です。
WBEM_E_OUT_OF_MEMORY 0x80041006 メモリ不足のため、操作を完了できません。
WBEM_S_NO_ERROR 0 関数呼び出しは成功しました。

解説

この関数では、IWbemClassObject::GetPropertyOrigin メソッドの呼び出しがラップされます。

クラスは 1 つまたは複数の基底クラスからプロパティを継承できるため、多くの場合、開発者は特定のメソッドが定義されているプロパティを判別する必要があります。

pstrClassName パラメーターは out パラメーターであるため、この関数が呼び出される前は有効な BSTR を指していてはなりません。このポインターは、関数から制御が戻った後に割り当て解除されません。

必要条件

:システム要件」を参照してください。

ヘッダー: WMINet_Utils.idl

.NET Framework のバージョン: 4.7.2 以降で使用可能

関連項目